2024年F1ベルギーGPの金曜、RBの角田裕毅はフリー走行1=16番手/フリー走行2=20番手、ダニエル・リカルドはフリー走行1=13番手/フリー走行2=14番手だった。
FP1スタート時、FIAは、RBが角田のパワーユニット(PU)7エレメントすべてに新しいものを入れたことを発表した。そのうちエキゾーストシステム(6基目)を除く、ICE(5基目)、ターボチャージャー(5基目)、MGU-H(5基目)、MGU-K(5基目)、エナジーストア(3基目)、コントロールエレクトロニクス(3基目)については、シーズン中に使用できる基数を超えているため、ペナルティ対象となり、レースを後方からスタートすることが求められる。
F1ベルギーGP FP2:初日はノリスが最速、マクラーレン1-2。フェルスタッペンは僅差で3番手、グリッド降格の角田20番手
レーシングディレクターのアラン・パーメインは、「我々にとって厳しい一日だった。裕毅はPUペナルティにより、日曜日はグリッド後方からスタートする。そのため、彼はレースへの準備の方に少し重点を置いて取り組んだ」と語った。
「リヤグリップを向上させるための作業を行う必要がある。夜の間にシミュレーター作業に取り組み、いくつかのセットアップ項目をテストし、FP3でそれを実際にマシンで試すつもりだ」
「ポジティブな点は、ダニエルのロングランペースが速かっただけでなく、デグラデーションがとても少なかったことだ」
「ショートランペースよりもロングランペースの方にはるかに自信を持っている。明日はショートランペースを改善することを目指す」
今回、FIAが発表したマシンアップデートリストによると、RBはリヤコーナー、ビームウイング、リヤウイングに変更を加えている。
なお、角田はベルギーGP特別カラーリングのヘルメットを使用。これはゲーム『VALORANT』をテーマにしたデザインとなっている。
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
フリー走行1=16番手(1分45秒564:ソフトタイヤ/23周)/フリー走行2=20番手(1分44秒348:ソフトタイヤ/24周)
今日はいくつかのことを試した結果、確認して明日改善したいエリアがあることが分かりました。
僕は新しいパワーユニットエレメントを入れたために、日曜日にはグリッドペナルティを受けます。今週末は可能な最大限の結果を出すことが重要です。
コースの一部に新しい舗装が取り入れられました。スムーズで良い感じで、グリップの向上を感じることができました。良い変更です。明日はさらに学んで、最適なセットアップを見つける良い機会になるでしょう。
僕たちは通常、雨ではとても良いパフォーマンスを発揮します。今週末はコンディションが不安定になりそうなので、それによって新たな要素が加わることになります。
■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
フリー走行1=13番手(1分44秒950:ソフトタイヤ/23周)/フリー走行2=14番手(1分43秒823:ソフトタイヤ/21周)
今日はドライコンディションで走ることができてよかった。コースの一部が再舗装され、多くのコーナーでグリップが増し、良い感触を持てた。
今日は僕たちにとって本格的なテストデーだった。たくさんのことを試し、FP1よりFP2での方が満足することができた。
明日に向けてあとコンマ数秒見つける必要があるけれど、雨が降る可能性がある。予選が唯一のウエットセッションになれば、グリップを見つける時間はあまりない。全員にとってチャレンジになる。でも、日曜はドライになりそうだ。それについては、今日学んだことからみて、少なくとも安心することができる。
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