アルピーヌF1からの離脱が明らかとなったベテランエンジニアのボブ・ベルが、アストンマーティンF1に加入することが発表された。
ベルは1982年からマクラーレンで空力専門家として活躍し、歴史的な名車MP4/4の開発にも携わった。その後ベネトンそしてジョーダンと渡り歩き、ルノー時代を経て一度メルセデスへと移籍。メルセデスでは初タイトルを獲得したW05の開発を行ない、マルシャを経て2016年にルノーへ復帰。アルピーヌと名を変えたあともチームに留まり、最近はアドバイザーとしての役割を担ってきた。
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そんなベルはアルピーヌを離れたあと、アストンマーティンへ移籍が決まった。アストンマーティンでの正式な役職はテクニカル担当エグゼクティブディレクターとなり、チームの技術やエンジニアリング、パフォーマンス組織を監督し、チーム代表に直接報告していくことになる。
アストンマーティンによるベルの獲得は、テクニカルディレクターのダン・ファロウズが率いる技術部門を更に強化し、よりコンスタントにフェラーリやメルセデスと戦うことを目指す上で助けになるはずだ。
ベルはアストンマーティン加入にあたって、次のようにコメントした。
「この数年間のアストンマーティンの進歩に私は感銘を受けている」
「その歩みにおける一翼を担う機会を得られたのは非常にエキサイティングなことであり、シルバーストンの素晴らしい技術リーダーたちと共に働くことを楽しみにしている」
「このプロジェクトのスケールの大きさと野望には大いに刺激される。私はレーサーだが、ハングリー精神と決意がこのチームを突き動かしていると分かる。マイクやチームの他のメンバーと共に、自分の役割を果たすことが楽しみだ」
またチーム代表のマイク・クラックも次のようにコメントを寄せている。
「ボブ・ベルをアストンマーティンに迎え入れることができ嬉しく思う。これは我々がチームとして行なうことを最適化し、適切なパフォーマンス領域に集中するために重要な人事だ」
「ボブのこのスポーツにおける実績がそれを物語っており、彼の経験は我々が今進んでいるこのエキサイティングな旅を、前進し続けるための助けになってくれるだろう」
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