フェラーリから世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに参戦するジェームス・カラドは、マシン最低重量に含まれないドライバーの体重によるハンデを解消しようと減量に取り組んだ結果、2024年シーズン開幕戦カタールの後「ちゃんと病気にかかった」と明かした。
「今年は体重を減らしすぎて体調を崩してしまった。カタールの後、栄養失調で病院に行ったんだ」とカラドは説明した。
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「体重を落とそうと必死になっていて、僕は食べ物を摂らずに走っていたから、薬で治療が必要だった」
「僕が望む体重まで落とすのは危険過ぎるんだ」
カラドは自身の体重が“70kg台”であると明かし、その結果、通常のサーキットでは体重が20kg軽いドライバーに1周あたり0.5秒ものハンデを負うことになると説明した。
「僕は予選に出たいけど、体重が重すぎるんだ」とカラドは言う。
「カートや他の選手権のように、もっと平等にしてほしい」
「耐久レースだから1台あたり3人のドライバー、他はふたりのところもあるけど、マネジメントは難しい。それは分かっているけど、トライして何かしたいと思う」
BMW Mモータースポーツのアンドレアス・ルース代表は、WECを共同で運営するFIAとACO(フランス西部自動車クラブ)に対してこの問題を提起したと明かした。
「過去にLMP1で行なわれたように、ドライバーの体重に対する補償が存在するべきだ。我々はそれを求めている」とルース代表は言う。
「メーカーが最軽量のドライバーを求めるような状況になってはならない。全てのドライバーが競争力を持てるような状態であるべきだ」
「これは安全性の問題でもある。ドライバーは体重を減らそうとするが、これは耐久レースであり危険なことだ」
ACOのテクニカルディレクターであるティエリー・ブーベは、ドライバー体重差による優劣を解消するというアイデアが議論されていることを認めたものの、まだ決定が下されていないことを強調した。
「みんながアイデアを出した場合、我々とFIAはその長所と短所を検討し、採用する必要があるかどうかを判断する」とブーペは語った。
2015年シーズンのWECでLMP1クラスに導入されたレギュレーションでは、ふたりまたは3人のドライバーの平均体重が80kg未満の場合、マシンの最低重量が引き上げられた。例えばドライバー3人の平均体重が75kgだった場合、チームはマシンに5kgのバラストを積む必要があった。
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