「アウディQ4 e-tron」は全長約4.6mのコンパクトボディながらラージクラスに匹敵する広い室内空間を実現
3月9日、アウディは年内に発表を予定している新型EV「アウディQ4 e-tron」のインテリアを先行公開した。
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Q4 e-tronは、ラージSUVの「e-tron」および「e-tronスポーツバック」、4ドアグランツーリスモの「e-tron GT」に続く新世代ピュアEV第4弾となるコンパクトSUV。
ボディサイズは全長4590×全幅1865×全高1613mmで、ホイールベースは2760mm。エクステリアデザインは、このたび公開された写真では偽装が施されているため正式発表を待たなければならないが、室内はミドルクラス以上の空間が確保されており、1830mmの室内長は、ラージクラスに匹敵するものだと同社は主張する。
広々としたキャビンは、後席シートポジションが前席より28mm高い、いわゆるシアターレイアウトを採用。頭上および足元空間も十分にゆとりがある。
収納スペースはグローブボックスを含めて合計28.4Lを確保。センターコンソールには2本分のドリンクホルダーと4.4L分のコンパートメントを設置。ドア側に設置されたドリンクホルダーは1Lボトルに対応しており、人間工学に基づいた取り出しやすい設計の「アッパーボトルホルダー」を採用している。
荷室容量は520L。40対20対40の分割可倒機構を備える後席シートバックを倒せば、最大1490Lに容量を広げられる。また荷室フロアには高さを2段階に調整できるフロアボードが備わり、使いやすさが追求されている。
インテリアは、他のe-tronモデルと同様に積極的なデジタル化が特徴的だ。10.25インチのデジタルメータークラスターや10.1インチのタッチディスプレイを採用。センターディスプレイはオプションで11.6インチも選択可能だ。インフォテインメントシステム「MMI」は音声認識機能付きで、より自然な呼びかけに対応している。
AR(拡張現実)技術を用いたヘッドアップディスオプレイの採用もニュース。表示内には「ドローン」と呼ぶフローティング矢印が、ルート上の次のアクションポイントを示し、ドライバーによりわかりやすくナビゲートされる。その先のルートがしばらく直進の場合は「ドローン」が消え、また右左折時などアクションポイントが近づくと表示内に現れる仕組みだ。
インテリアのデザインでは、新世代版のステアリングホイールやフローティングタイプのシフトセレクター部が目新しい。新しいステアリングホイールは、タッチまたはスワイプによるコントールで各種操作が可能となっている。
Sライン仕様のシートはプレミアムナッパレザー仕上げのほか、新たに人工皮革とマイクロファイバー素材のDinamicaを組み合わせた表皮も設定。見た目も手触りもスエードのようだが、素材はペットボトルなどから供給されるリサイクルポリエステルを45%含んだものだ。
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