ランド・ノリスはプレシーズンテストが始まり、2020年型のマクラーレンF1マシンに乗り込む日を心待ちにしている。
ノリスはまもなくF1での2シーズン目に入ろうとしている。昨シーズン、成長段階の若手としてパドックやファンに強い印象を与えたノリスは、ファン投票によってルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。
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2年目ということは、これまでに貴重な経験を積んできたということになる。彼は1年前よりも大幅に不安感のない状態で2020年にアプローチしていく。
「とりわけ今年は、マシンに戻る日が待ち遠しいよ」とノリスは『Formula1.com』で述べている。
「昨年も同じだったけれど、2019年の今ごろはもっとナーバスになっていた。ルールやインフォメーション、戦略、働き方、そうしたすべての新しいことに取り組まなければならなかったから」
「一方で、今ではより多くのことが分かっている。ずっとリラックスしていて、あまりナーバスではないよ。最初のレースに向けての準備ができているかを心配することはなく、自分は準備ができていると分かっている。だからこんなに楽しみなんだ」
2019年のノリスには吸収すべきことが多くあった。しかし彼は、経験から得られる成果を非常に貴重なものであると捉えている。
「F1はひどく複雑な競技だ。パフォーマンスに影響を及ぼす要素がたくさんある。学ぶことができる一方で、経験してみるまで正しく理解することはできない」
「例えばタイヤのマネジメント、いつプッシュして、いつプッシュすべきではないのか、すぐに変更になる戦略などがそうだね」
「レースでは長い勝負になることを考えなければならないけれど、経験を積めば楽になる」
ノリスにとって、チームメイトのカルロス・サインツJr.とともに1年間をフルに戦うということは、今季のマシンへのインプットが可能でなければならないという意味合いもあった。
「マシンにこれどのたくさんのインプットをするというのは昨年が初めてだった。MCL34は2018年に設計されたもので、その年にいくつかのセッションで走らせはしたものの、直接的なインプットはそれほどなかったんだ」
「けれども2020年、MCL35はカルロスと僕のリクエストが大きな影響を与えている」
2020年に、ノリスが個人として変わるところはあるのだろうか? 驚くべきことに、彼は食生活からある食品を除外することにしたという。その食品はノリスのトレードマークでもある牛乳だ。
「ちょっとした衝撃を与えたかもしれないけれど、これまでのように牛乳を飲むことをやめた」とノリスは打ち明けた。
「大変な決断だった。冬の間はたくさん飲んでいたんだ! 食事のたび、おやつのたびに、常に牛乳を飲んでいた」
「1日に何リットルも飲んでいたから、少し制限する必要があった。代わりにもっと水を飲むようになったけれど、牛乳のおいしさの足元にも及ばないね」
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