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無給油で1000kmオーバーを走行できるクルマがゴロゴロ! 国産ハイブリッド&ディーゼルって改めて考えると凄くないか!?

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無給油で1000kmオーバーを走行できるクルマがゴロゴロ! 国産ハイブリッド&ディーゼルって改めて考えると凄くないか!?

 この記事をまとめると

■満タンや満充電で一充電航続距離1000kmを超える国産車5台をピックアップ

「出先で給油」のストレスから解放! 満タンで1000km以上走れる「ガス欠無縁」な国産車5選

■国産EVと燃料電池車で一充電航続距離で1000kmを超えるモデルはまだ存在しない

■ハイブリッド車やディーゼル車は1000kmを超える航続距離を余裕で実現している

 EVや燃料電池車ではまだ航続距離1000kmを実現していない

「電気自動車(EV)は満充電で走れる距離が短いから実用的じゃない」とEVの欠点を指摘するユーザーも少なくない。たしかに、初期のEVや軽EVなどは一充電航続距離が200km程度だったりするが、最近の上級モデルではだいぶ状況が変わっている。

 たとえば、メルセデスのフラッグシップEVであるEQS450+(107.8kWh・RWD)の一充電航続距離は700kmに届くスペックとなっている。国産EVでも日産アリアB9(91kWh・FWD)ならば640kmの航続距離を誇っている。ほかにもレクサスRZ300e(71.4kWh・FWD)は599km、スバル・ソルテラ(71.4kWh・FWD)は567kmと、それなりの長距離ドライブをこなせるようになっているのだ。

 状況が変わっているといえば、「航続距離を稼ぎたいならEVよりFCV(燃料電池車)のほうが有利だ」という見方も少々古いものとなりつつある。事実、トヨタMIRAIの一充填航続距離は約820kmにとどまっている。水素インフラの問題などからFCVの開発は停滞気味だが、このままでは航続距離の点でEVにキャッチアップされるのも時間の問題だろう。

 そうはいっても1000kmを超える距離をノンストップで走るには、EVやFCVのようなエコカーでは、まだまだ力不足というのが現実である。

 では、どんなモデルであれば満タン、もしくは満充電で1000km以上を一気に走り抜けることができるのだろうか。ハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー、そしてクリーンディーゼルと、国産車をピックアップして紹介しよう。

 ハイブリッドカーやディーゼル車は1000km走ってお釣りがくる!

 プラグインハイブリッドカーといえば、その象徴的なモデルといえるのが三菱アウトランダーPHEVだろう。3列シート7人乗り仕様もあるミドルサイズのクロスオーバーSUVというガタイのよさや2.4リッターエンジンを積んでいる点からすると、エコカーといっても航続距離を稼ぐには不利に思えるが、ベーシックなMグレードの満タン・満充電での航続距離は1016.6kmとなっている。

 その内訳は、満充電したバッテリーでのEV航続距離が87km、WLTCモードのハイブリッド燃費が16.6km/Lで、燃料タンクが56リットルなので計算上は929.6kmの満タン航続距離となり、合わせて1000kmオーバーというわけだ。

 トヨタ・プリウスの最上級グレードとなっているプラグインハイブリッド仕様なら、合計の航続距離はもっと伸びる。こちらも満充電でのEV航続距離は87km、WLTCモード燃費が26.0km/Lでタンク容量は40リットルとなっているので、計算して合計すると1127kmとなる。

 ちなみに、プリウスの2リッターハイブリッド仕様はWLTCモード燃費が28.6km/Lでタンク容量43リットルなので、計算上の満タン航続距離は1229.8km。サブスクサービスKINTO専用の1.8リッターハイブリッド仕様ではWLTCモード燃費32.6km/L、タンク容量43リットルとなるため満タン航続距離は1401.8kmと異次元のレベルとなる。

 ロングドライブに有利な印象のあるクリーンディーゼル車はどうなっているだろうか。

 1.8リッターディーゼルを積むMAZDA3の場合、もっとも好燃費のグレードとなるXD(6速AT・FWD)のカタログスペックは、WLTCモード燃費21.2km/Lでタンク容量51リットルとなるため、計算すると満タン航続距離は1081.2km。意外にもハイブリッド勢には差をつけられている。

 マツダの1.5リッターディーゼルを積むコンパクトカー、MAZDA2には6速MT車が設定されており、こちらのWLTCモード燃費は25.2km/L。タンク容量は44リットルとなっているため、計算上の満タン航続距離は1108.8kmとなる。

 コンパクトクラスのハイブリッドカー代表といえるトヨタ・ヤリスがWLTCモード燃費36.0km/L、タンク容量36リットルで、満タン航続距離1296kmとなっているので、やはりクリーンディーゼルでハイブリッドを超えるのは難しいといえるのかもしれない。

 もっとも、1000kmをノンストップで走れるパフォーマンスがあったとしても、それをクルマ選びの基準とするのは現実的ではないだろう。なにしろ、1000kmというと100km/h巡行でも10時間かかるわけで、かなりタフなドライバーでなければ実行できない距離とはいえるのだから……。

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みんなのコメント

89件
  • もなる
    時間も含めた給油にかけるコストを考えれば1000キロ超えが選ぶ基準の1つになるのはおかしくないけどね。時速100キロで10時間運転は現実的じゃなくても、一般道&高速で片道400キロの旅行を給油考えなくていいなら楽だし。
  • hai********
    カタログ燃費にかけ算しただけの安直な記事
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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