MotoGPタイGPに先立ち、ヤマハのバレンティーノ・ロッシはチームの人事異動を発表。現在クルーチーフを務めているシルバーノ・ガルブゼラと今季限りで別れ、2020年シーズンはダビド・ムニョスと組むことを明かしたのだ。
ガルブゼラは2014年からロッシのクルーチーフを務めていたが、日々をイタリアで過ごしたいと希望していたため、ヤマハのテストチームへ加わることになった。
■LCRホンダの中上貴晶、肩に負傷? 日本GP後はヨハン・ザルコが代役か
後任となるムニョスは、ロッシがオーナーを務めるSky VR46チームでフランチェスコ・バニャイヤと共に2018年のタイトル獲得を経験している。
「ミサノのレース後、僕らはシルバーノと一緒に話し合った。理由はより強くなるために、何かを試してみたいと思っていたからだ」
ロッシはそうクルーチーフ変更の経緯を語り始めた。
「シルバーノはヤマハで継続して働く事を望んでいたけど、イタリア国外で過ごす日数やストレスの少ないモノを試したがっていた。丁度ヤマハはヨーロッパでの取り組みを改善すべく、来年はテストチームを増強しようとしていてたんだ」
「正直に言って、最初はこういうことを予想していなかった。でも一緒に話して変えてみることに決めたんだ。それでシルバーノは来年はテストチームに移り、僕は来年別のクルーチーフをMoto2チームから迎えることになった」
「僕は彼(ムニョス)のことをとてもよく知っている。(Moto2の)チームを見守っていたけど、去年彼は、とても良い仕事をペッコ(バニャイヤ)と一緒にやっていた」
「昨シーズンの終盤大きなプレッシャーがあり、ペッコは(ミゲル)オリベイラにチャンピオンシップを負けることに、少しナーバスになっていたんだ。でも彼はそれを上手く管理していた。そのやり方も好ましいものだった」
ロッシは2017年のオランダGP以来、勝利から遠ざかっており、今シーズン獲得した表彰台も2度だけだ。これはチームメイトのマーベリック・ビニャーレスや、サテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロよりも少ない。
彼は、自身とガルブゼラが少し行き詰まっていた事を認めた。ロッシは新たにチームへ加わるムニョスが、たとえMotoGPの経験が乏しくとも、新しいアイデアを持ち込み、影響を与えることを望んでいるのだ。
長年ロッシと共に働いてきたジェレミー・バージェスの後任として、2014年から加入したガルブゼラだが、ロッシとしても長年のコンビからの切り替えは容易ではなかったという。
「僕とジェレミーは15年も一緒にやってきたんだ。長年一緒にやっていると仕事上の関係を超えて、互いに愛着も湧く。だから(切り替えは)難しかった」と、ロッシは言う。
「(ガルブゼラは)ジェレミーとは違った。(ジェレミーと組んでいたときより)遥かに難しかった」
「僕には彼がこれ以上のモチベーションは持っていないように思えた。それに少し疲れているようだった」
「ただ彼がテストチームで働くことになっても、彼は僕らの事を応援してくれると思っている」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
レッドブル&HRC密着:「こうなることは覚悟していた」4つのアップデートを実施も初日は苦戦。バンプでの弱点が露呈
【MotoGP】スプリント勝利目前に”まさか”の転倒を喫したバニャイヤ、摩訶不思議なクラッシュに憤り「完璧だったのに」
ハースF1モナコGPの予選でリヤウイング規定違反で失格。一体何があったのか? 小松礼雄代表「思い込みがあった……二度と起こしてはいけない」
小椋藍、10番手発進から今季初優勝! スタート決め流れ手繰り寄せる……ランキングは3番手に浮上|Moto2カタルニア決勝
フェルスタッペン、頭痛がするほどのポーパシングに苦しむ「マシンの特性の問題。奇跡の解決法などない」F1モナコGP
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?