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ウイリアムズF1副代表、チーム株式売却の動きを「ポジティブ以外の何物でも無い」と主張

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ウイリアムズF1副代表、チーム株式売却の動きを「ポジティブ以外の何物でも無い」と主張

 5月末、ウイリアムズ・グループがF1チームの株式売却を検討していることが明らかとなった。同グループは2019年の収益で約17億円の損失を計上するなど、財務的に厳しい状況にあることが、公表された財務指標からは読み取れる。

 また近年のウイリアムズは下位に沈んだまま低迷しており、昨年のコンストラクターランキングでは最下位だった。

【F1分析】名門ウイリアムズがついに身売りを検討。今が“売り時”と判断したのは何故なのか?

 1977年からF1に参戦している古株チームとも言えるウイリアムズが売却される可能性が明らかとなると、このニュースは世界中を駆け巡り、多くのF1コミュニティから悲しみの声が寄せられることになった。

 しかしチーム副代表のクレア・ウイリアムズはチームへの新たな投資を呼び込もうとする試みは、今後何年にもわたって競争を続けることを可能にするためには重要な一歩であると強調している。

「多くのお悔やみのメールを皆さんから貰いました。それはとてもありがたいことです。ですが私は今回のことを非常にポジティブな視点で見ているんです」

 クレア・ウイリアムズ副代表はSky Sports Newsにそう語った。

「これは我々のチームの将来の持続可能性を確実にするためのものです。ウイリアムズファミリーは常にそのことについて考えています。我々はチームを、そしてその成功を第一に考えています。我々が探している投資は、それを達成するために役立つものです」

「私としては、自分たちのやっていることは良いことであり、ネガティブな見方はされるべきではないと思っています。失望的なことではなく、ポジティブ以外の何物でもありません。ここに居る人間はそれを理解していますし、ウイリアムズの人々もそれを理解しています。彼らはワクワクしていると想いますよ」

「投資の呼び込みは、我々に将来にとてもポジティブな可能性を与えられるんです」

 ウイリアムズはこの“投資呼び込み”について、今後3~4ヵ月で目処をつけることを狙っている。ただどのような変化も、2020年のレース計画については何も影響はないという。

 チームは売却検討の発表とともに、タイトルスポンサーを務めていたROKiTとの契約を終了したことも明かしたが、彼らは今年の目立った変化はそれのみだと語っている。

「今年のカレンダーがどのようなものであれ、完全に継続できるための完全な予算があることを、皆さんに間違いなく、心からお約束できます」と、ウイリアムズ副代表は言う。

「マシンはウイリアムズの物ですし、日曜にマシンを走らせるために関わっているスタッフも同じです。ジョージ(ラッセル)とニコラス(ラティフィ)も留まります。変化する唯一の点は、カラーリングが少し変わることだけです」

「毎年レースに向かうのと同じように、間違いなく我々にできる最高の仕事を尽くします。我々はコースに戻りたくてたまらないのです。言うまでもないですが安全に事が行なえるようになったときですが」

「なぜなら知っての通り、過去18ヵ月に渡って、チームを好転させるために懸命に取り組んできたからです」

「2月のプレシーズンテストでは我々が施してきた変更を示し、まずまずの良いモノをお見せできたと思っています。オーストラリアのコース上でそれを示すことが楽しみだったんです」

「7月にレースを再開することにとてもワクワクしていますよ。ファンの皆さんの励みになる何かお見せして、そして将来に向かって前進できればと思っています」

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