アウディが第3弾の電気自動車を発表。「Q4 e-tron」は500万円台スタートのコンパクトSUV

独アウディは4月14日（現地時間）、フルEV第3弾となる電動SUV「Q4 e-tron」を世界初公開した。

Q4 e-tronには、電動SUVのQ4 e-tronと、同クーペ版のQ4 スポーツバック e-tronが用意され、フォーリングスが初めてコンパクトセグメントに投入する完全電動モデルとなる。これまでに発表された「e-tron スポーツバック」、そして「e-tron GT」といったモデルは比較的大型かつ高価格帯レンジのため、販売のボリュームが見込めるQ4 e-tronがブランドの電動化戦略に大きな意味を持つことになりそうだ。

デザインは、「Q4 e-tron コンセプト」および「Q4 スポーツバック e-tron コンセプト」を市販版に落とし込んだもので、短いフロントオーバーハング、大径ホイール、そして筋肉質な面構成は、アウディらしいクリーンかつパワフルな印象を与える。特に、前後フェンダーのプレスラインは非常に深く、メーカーの技術力が発揮されたディテールとなっている。空力性能も優秀で、Cd値（空気抵抗係数）はQ4 e-tronで0.28、スポーツバックでは0.26とのことだ。

欧州でのラインナップは、52kWhバッテリーとシングルモーター（170PS）の「Q4 35 e-tron」、77kWhバッテリーとシングルモーター（204PS）の「Q4 40 e-tron」、77kWhバッテリーとツインモーター（299PS）の「Q4 50 e-tron quattro」という3グレード。トップモデルのQ4 50 e-tron quattroは、唯一駆動方式にAWDを採用し（他はRWD）、0-100km/h加速6.2秒、最高速度180km/h（リミッター作動）という走行性能を発揮する。また、77kWhバッテリーは最大125kWの急速充電に対応し、10分の充電で約130km（WLTP）を走行することが可能。航続距離はQ4 40 e-tronで520kmに達する。

ドライバー志向のインパネが特徴となるインテリアは、センタートンネルを廃したことで広々としたスペースを確保。ラゲッジ容量もQ4 e-tronで520～1,490ℓ、スポーツバックで535～1,460ℓに達する。さらに、革新的な拡張現実ヘッドアップディスプレイやリサイクル素材を活用したトリムなどにも注目したい。

スタート価格は41,900ユーロ（約550万円）で、スポーツバックは約2,000ユーロ（約26万円）アップとなる。欧州での販売開始は本年6月とのことだ。

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これを500万円台で売られちゃ、 マツダのEVは爆死だな

カッコ良い！