レッドブル・レーシングに昇格するという噂もあったものの、結局は2025年も姉妹チームであるRB/レーシングブルズで2025年のF1を迎えることとなった角田裕毅。若手から中堅へとキャリアを進める中で「クオリティをまだまだ上げていきたい」と意気込みを語った。
レッドブルは2024年シーズン終了後、2026年までの契約を結んでいたセルジオ・ペレスとの契約を早期に解除することを決めた。その後任候補としては、姉妹チームのドライバーである角田裕毅とリアム・ローソンの名が挙がっていたが、結局レッドブルはローソンを昇格させることを選んだ。角田はレッドブル・レーシング昇格をローソンと争いながらもチャンスを掴めず。2025年もレーシングブルズに残留することになった。なおレーシングブルズでのローソンの後任は、新人アイザック・ハジャーである。
■レッドブルのローソン起用人事に納得できる理由はあるのか? 希望的観測と角田裕毅への評価
角田は予選順位でも決勝での獲得ポイントでも、ローソンを上回っていた。それだけにこのレッドブルの判断は、世界中で疑問符が付けられている。
しかし当の角田は、地元である神奈川県・相模原で行なわれた自身のファンミーティングに登壇する前、落ち着いた表情でDAZNの独占インタビューに応じた。そして角田は、2025年シーズンに向けて「まだあまり考えていません」と語る一方で、脳裏にはさらに伸ばしていくことができる領域もあると明かした。
「今年の延長線上でやれる範囲、やりたいこともあります」と角田は続けた。
「クオリティもまだまだ上げていきたいと思っています。今シーズンは全然悪くないシーズンだったと思いますし、やることはそこまで変えず、鋭さと頭の中にあるモノをよりシャープに仕上げていきたいと思います」
角田は24戦で争われた2024年シーズンで9回入賞。そのうちの1回が、母国戦となる日本GPでの初ポイントだった。
シーズンハイライトは舞台となった鈴鹿サーキットでの10位フィニッシュだと挙げた角田は、4月に迫る2025年の日本GPに向けて9位以上の結果を狙う準備はできていると明かした。
インタビュアーでDAZNのF1実況も務めるサッシャ氏が、5シーズン目の鈴鹿での目標を尋ねると、角田は次のように答えた。
「もちろん、今年を越えたいですね。いつもつまらないレースだとサッシャさんも困ってしまうと思うので、実況しやすいように(笑) それで言うと、まずは9位が目標です」
「現実的に、チームのパフォーマンスにも依るモノですが、そこは腕でカバーしていきたいです。逆にチームの調子も良いかもしれませんし、その状態であれば9位だけでなく、もちろんトップ5も狙っていきたいです。準備はできています」
インタビューの全貌は12月26日からDAZNで配信される「独占告白 角田裕毅 2024年のF1を語る」(全4話)で明かされる。こちらは無料視聴プランDAZN Freemiumでも配信が行なわれるので要チェックだ。
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