■ついに発売開始!先進のセキュリティ機能が搭載された新型ランドクルーザー
2021年8月2日にトヨタ新型「ランドクルーザー(300系)」(以下、ランクル300)が日本市場で発売されました。
ランクルは、人気がゆえに盗難被害に遭いやすいクルマとしても有名です。新型であるランクル300では、トヨタ初となる「指紋認証スタートスイッチ」が搭載され、セキュリティ性の高さに注目が集まっています。
超豪華すぎる「ランドクルーザー」!? 最上級グレードにフル装備の仕様はいくら?
では、このようなセキュリティ機能の搭載は、自動車保険料に関係してくるのでしょうか。
一般社団法人 日本損害保険協会は、2000年度から自動車盗難防止対策として、自動車本体盗難事故や車上ねらい事故の実態調査を実施しています。
2021年3月15日には最新の調査結果が公表されており、先代となるランクル200が2年連続で首位になっているほか、それ以前でも盗難被害に遭いやすい上位にランクイン。
そうした状況への対策として新たに採用されたのが、指紋認証スタートスイッチです。
これは、スタートスイッチの中央に設置された指紋センサーによりエンジンを始動するシステムで、スマートキーを携帯して登録した指でスイッチを押すと、システムが車両に登録された指紋情報と照合し、エンジンを始動できる仕組みとなっています。
指紋認証スタートスイッチについて、ランクル300の開発担当者は次のように説明しています。
「指紋の登録は購入時に販売店でオーナーに対しておこない、登録数自体は人数として7名まで、そのうち3名が主要ドライバーという扱いになり、指紋に関しては全部で10個まで登録可能です。
なお、万が一の場合でも始動できる仕組みはありますが、セキュリティの問題により販売店ではオーナーに伝える形となります。
地震などの災害時に始動方法がすぐに分からないという課題は、何かしらの対応策を考えていきたいと思います」
※ ※ ※
一方で、車両盗難対する保険としては、当該車両の被害に対して補償される「車両保険」が対象となります。
車両保険にもいくつかタイプが存在し、補償内容が幅広く設定するワイド型、補償内容を限定して保険料を抑える限定カバー型などがあります。
では、こうしたセキュリティ性の向上は、車両保険の保険料との関連性はあるのでしょうか。
三井住友海上火災保険の担当者は、「現在、指紋認証システムの専用割引はなく、今後新たにそういった専用割引を導入するかは未定となっています」と話しています。
クルマのセキュリティ機能には、指紋セキュリティ以外にもドアロックを非正規の方法で開けられそうになったときに警報を鳴らす「セキュリティアラーム」などが挙げられますが、そうしたセキュリティ機能についても特化した割引制度まだ設定されていないようです。
ただし、基本的に保険会社で設定されている割引プランなどは、時代に合わせて柔軟に変化しています。
現在、存在するものとしては、衝突被害軽減ブレーキが搭載されている車両が対象となっている「ASV割引」や、電気自動車やハイブリッド車が対象とされる「ECOカー割引」などが挙げられます。
ASV割引は、衝突被害軽減ブレーキによって事故の発生が比較的抑制されることから割引の対象となっています。
ECOカー割引は、環境へ配慮したクルマの利用を促進することをひとつの目的として割引の対象としている保険会社が多いようです。
このように、保険の割引制度の設定背景には相応の理由があり、これを踏まえて前述の担当者は今後のセキュリティ機能に関連する保険制度について以下のように話します。
「指紋認証システムといったセキュリティ機能も今後一般化していった場合、対応した割引制度ができる可能性もあるかもしれません。
今後クルマの進化につれて、もしかしたら基本の保険料自体が下がるといったことも考えられます」
※ ※ ※
ランクル300に搭載されている指紋認証セキュリティは、先進のセキュリティ機能として大きな注目を集めています。
指紋認証セキュリティに対応した割引制度はまだありませんが、保険はクルマの進化につれて変化していくことが考えられるため、新しく設定される可能性もゼロではないでしょう。
また、新たな割引制度の設定に限らず、保険の料金や形態自体も柔軟に変化していくことが考えられます。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ダイハツの新型「“2階建て”軽トラ」公開! “4人乗り”で4人寝られる「車中泊仕様」!めちゃ“広い”快適キャンパー「JP STAR Happy1+」実車展示
スズキ新型「ジムニー“XL”」発表!レトロな“旧車風デザイン”採用の「ヘリテージ仕様」! MT設定もあるコンパクトな「カクカクSUV」に反響も 豪に登場
高額なアルファード/ヴェルファイアをなんでこんなに見かけるの? 実は残価設定ローンの残価率がすごいことになってるのよ!
660ccの「小さなスポーツカー」って最高! スバル本気の“走り仕様”は「ス―チャー×4WD」搭載! オープンカーも用意した「すごい軽自動車」とは
最新「スピード取り締まり」がヤバい! パトカー見える前に“一網打尽”!? 恐怖の「おいでおいで作戦」&「いないいない作戦」の正体とは!
中国からの刺客 BYD新型EVスポーツセダン「SEAL(シール)」販売開始
新型「“R36”GT-R」まもなく登場!? 「4.1リッターV6」搭載で1000馬力発揮!? 旧車デザイン採用の「和製スーパーカー」生産状況を公開に「楽しみ!」と話題に
「中古車」を買ったのですが、外装だけの確認で購入してしまい後悔しています…。一体どこをチェックすれば良かったのでしょうか?
悪天候じゃないのに「リアフォグランプ点灯」違反になる? まぶしい光で後続車は迷惑!? 晴天時に使用するリスクとは
給油時の「空気圧高くしますか?」なぜ聞かれる? 拒否してもいいの? ガソスタの“定番セリフ”の意図とは
みんなのコメント
ここから情報漏洩するのでは?
ディーラーにレッカーで持ち込まないとエンジン始動できないくらいにしないと。
ならないってことは保険屋も『盗まれない』とは思っていないってことだよ。
信用なんかまったくしていないってね。
所詮大量生産の既製品だもの。
セキュリティは個々で組み合わせないとダメよ。