ビー・エム・ダブリューは2020年10月16日、ミドルサイズクーペ「4シリーズ」のフルモデルチェンジを発表。同日より販売を開始した。デリバリーは11月以降を予定しており、価格は577万円から。
3シリーズのクーペモデルとして登場した4シリーズは、従来までなら外観は3シリーズに似通ったものであった。しかし、今回のモデルから明確なデザインの差別化が図られている。それを表すのが、ひと目でわかる大型のフロントグリルだ。
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このグリルは、BMWが「縦型キドニーグリル」と呼ぶ新デザイン。1930年代の名車328や、60年代の2002などに共通するアイコンでもあり、3シリーズとまったく違うオリジナリティを生み出している。ボディサイズも、3シリーズに比べ全長は+50mm、全幅で+25mm拡大。クーペモデルらしいロー&ワイドなフォルムと、優れたハンドリング性能を手に入れている。
L字型のリヤコンビネーションランプの周辺は、2シリーズや8シリーズなどのほかのクーペモデルと同様にブラックアウト化され、立体的に仕上げられている。ただし、ナンバープレートの位置はバンパーではなくコンビランプの真ん中とされ、ここだけは3シリーズとの共通性が感じられる。
パワーユニットも3シリーズと共通だ。3Lと2Lのターボエンジンが用意され、グレードは3種類。3Lは4WDのxDriveで、2LはFRとなっている。
先進安全システムも、もちろん最新バージョンがインストールされる。3シリーズ同様、遠・中・近距離用に設定された3眼カメラと高性能レーダーを搭載し、ハンズオフ機能付きのアダプティブクルーズコントロールももちろん装備する。ペダル踏み間違い急発進抑制機能も含め、これらはすべて標準装備とされ、サポカー補助金対象車としても認定を受けた。
話題のiPhoneを使ったロック機能も備え、ドアロックの施錠・解錠だけでなく、エンジン始動も可能としている。
なお、今回は2ドアクーペのみが発表となった。グレードも3種類のみだが、のちにカブリオレや4ドアクーペなどラインアップは拡充されるであろう。最速のMモデルもスタンバイしている。エンジンラインアップは今後増えるのか、そのあたりも含めて楽しみに続報を待ちたい。
<写真=BMW AG>
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みんなのコメント
自分はカッコイイとは思わない。
F系クーペがGCも含めて好みだったのでチョット残念
走行性能は当然upしているだろうが、第一印象はパス