独BMWは8月2日、新型ラグジュアリークーペ「8シリーズ」に搭載されるV8エンジンの生産を、ミュンヘン工場で開始したと発表した。
本年6月に初披露された新型8シリーズは、ベントレー コンチネンタルやメルセデス・ベンツSクラスクーペといったライバルひしめくハイエンドクーペ市場にBMWが送り込む意欲作。メーカーがこのカテゴリーの目の肥えた顧客にアピールするために選択したパワーユニットは、4.4リッターV8ガソリンおよび3リッター直6ディーゼルの2種類。このうちガソリン仕様の最上級モデルとなる「M850i xDrive」に搭載されるV8ツインパワーターボユニットの生産がこのたび開始された。
530馬力という高出力を誇るこのユニットは、BMWの本拠ミュンヘン工場で、最先端のテクノロジーを駆使して1台1台ていねいに組み上げられる。エンジンブロックやクランクケースなどの組み立て工程にはデータユニットが用いられ、これにより締付トルクやバルブクリアランスといった情報を個々に管理し、組み付け時のツールやトルクを適正化している。
また、ベアリングやコンロッドには個別にコードが付与され、部品単位で製造過程の把握が可能だ。こうした厳格な生産管理技術が、BMWらしい官能的なエンジンを生み出すバックボーンとなっているのだ。もちろん、工場で働く職人たちの存在も無視するわけにはいかない。エンジン製造をルーツとするメーカーの伝統は、クラフトマンシップあふれる職人達の技術力とハイテクの両輪で積み重ねられたからだ。
BMWは8シリーズは、ル・マン24時間レースが開催される仏サルト・サーキットでアンベールしたことが示すように、レースにルーツを持つピュアスポーツとして開発されている。その要となるパワーユニットには、BMWが持つ伝統とテクノロジーが惜しみなく注ぎ込まれているわけだ。新型8シリーズの日本導入を楽しみに待ちたい。
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