『GSX250R』の燃費や足つき性は？ おすすめポイントや人気の装備、価格やスペックを解説します【スズキのバイク！の新車図鑑▶250cc編／SUZUKI GSX250R （2021）】

スズキ『GSX250R』ってどんなバイク？ 気になる燃費や足つき性を実際に触れてみてレポートします。 その他にもスペックや装備など基本情報を詳しくお届け！

スズキの250ccバイク『GSX250R』を紹介します！
SUZUKI GSX250R ／ ABS（2021）

人気の高い250ccフルカウルスポーツ市場にスズキが2017年に投入したGSX250Rは、スタイルこそスポーティですが、そのコンセプトは他とは大きく違うバイクとなっています。

エンジンは他には無いロングストローク設計を採用し、いたずらに最高出力を求めず、扱いやすさを重視。ハンドリングや操縦安定性を含め、純粋に『バイクで走ることの楽しさ』そのものを追求しています。

誤解を恐れずに言えば『絶対的な速さ』よりも、ライダーの『乗って楽しい！』という数値に現れない感覚を優先したバイクだと言うことができます。

2020年12月のアップデートでABS仕様が追加され、現在はABSあり・無しから選択が可能。ABSの有無による価格差は3万3000円となっています。

GSX250Rは街乗りからツーリングまで、とにかく楽しみかたの幅が広いバイクなので、購入にあたってはやはりABS仕様をおすすめしたいところ。

毎日乗れる250ccフルカウルスポーツとでも言うべき気軽さと運転のしやすさが美点のバイクです。

スズキ『GSX250R ／ ABS』の主なスペックと価格
[ 表が省略されました。オリジナルサイトでご覧ください ]

GSX250R(2021)のカラーバリエーションは4色
GSX250RはABSの有無の他、カラーリングによっても価格が異なります。

トリトンブルーメタリックNo,2のみ上記3色よりも1万2100円の価格アップとなります。

【2021モデル情報】

スズキ『GSX250R／ABS』で走ってみた感想は？

GSX250Rの足つき性とライディングポジションは？
スポーティなセパレートハンドルを採用しているにも関わらず、前傾がそれほどキツくないためロングツーリングでも快適にこなせるライディングポジション。

体格にもよるところはありますが、身長176cmのライダーの場合は体感的に『ハンドル位置が低いネイキッド』のような感覚で乗ることができます。

ステップ位置も前よりで位置も低めなので膝の曲がりも窮屈さは無く、長時間の乗車でも快適です。

また、シート高は790mmで、フルカウルスポーツとしては低めなので足つき性も良好。

身長176cmのライダーの場合は両足カカトがべったりと接地し、跨ったままのバックも余裕で行えます。

スズキ『GSX250R／ABS』で実際に走ってみた燃費は？
GSX250Rの燃料タンク容量は15L。

使用燃料はレギュラーガソリンです。

この時は高速道路8割、一般道2割くらいの割合で、349.8kmの距離を走った場合の合計ガソリン給油量は11.26L。

満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり31.07kmとなりました。

スズキ『GSX250R／ABS』の装備／ディテールを解説！
異形ヘッドライトに面発光LEDを組み合わせたフェイスデザインはGSX250R独自の個性。ひと目見てGSX250Rとわかるスタイルとなっています。

ヘッドライトバルブはハロゲンです。

ウインドスクリーンはライダーの胴体部分に当たる走行風をカットし、高速道路クルージングでの疲労を軽減してくれます。

110/80-17のフロントタイヤは一般的な250ccスポーツバイクよりもワンサイズ太めとなっており、走りの安定感とスポーツ性のバランスを取っています。

ブレーキのディスクローターにはペタルタイプを採用しスポーティな印象ですが、実際には唐突さのないコントローラブルなフィーリングで扱いやすさが際立っていました。

2020年12月のアップデートによりABS仕様が追加。

GSX250Rは扱いやすさや快適性を重視しているため、ラバーステップを採用。エンジンの微細な振動を吸収し、路面からの突き上げ感も緩和されるためライダーの疲労が軽減されます。

シートはスポーティなセパレートタイプ。座り心地はやや固めですが、実際に乗って500km以上の距離を走ってみてもお尻が痛くなることが無かった優秀なクッション性を持っています。

滑りにくいシート表皮が採用されており、スポーティな走りをサポートしてくれます。

エンジンは250ccフルカウルスポーツのジャンルでは唯一となるロングストローク設計で、これにより低～中速域での他にはない力強さと粘り強さを手に入れています。

最高出力こそ24馬力に抑えられていますが、ピークパワーを発生する8000rpmあたりまでの加速力にはあなどれないものがあります。ワインディング等では5000～8000rpmあたりをうまく使うと、想像以上にスポーティな走りが可能です。

フルデジタルのメーターはスピードメーター/タコメーター/オドメーター/デュアルトリップメーター/ギアポジションインジケーター/平均燃費計/オイルチェンジインジケーター/燃料計/時計と多彩な機能を備えています。

スピードとギアポジションが把握しやすいレイアウトで、日常的なライディングでの使い勝手に重点を置いているメーターです。

リアサスペンションはフロントに比較するとやや固めの印象ですが、そのおかげもあり後輪の接地感は感じやすい印象でした。

ホワイトのスプリングが、スタイリング上のさりげないワンポイントでもあります。

スズキ『GSX250R／ABS』の装備／ディテールを解説！

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Comments

扱いやすい良いバイクだと思いますが、できればスイングアームをもう少し凝ったデザインにしていただけると……
全体の重厚感に比べてあまりにも見た目が華奢で質素。