ベントレーは伝説のW12を廃止する。10万台以上のエンジンを製造したベントレーは、2024年に伝説のW12ツインターボを廃止。750馬力のバージョンで引退!
ベントレーがW12を引退させる!ずっと前に発表されたことが、2024年4月に現実のものとなるのだ。名高い12気筒エンジンが引退する。しかし、少なくともこのエンジンは、それにふさわしい形で見送られることになるだろう。わずか18台限定のバトゥールでは、750馬力と1000Nmを発揮する最高の状態で納品される。
【このクルマなんぼ?】この“ワイルド・スピード”日産スカイラインGT-R R34の値段は? ただしレゴです(笑)
20年以上にわたって10万台以上のエンジンを製造してきたW12が最初に犠牲になるのは明らかだった。なにしろ、2020年末に宣言された「Beyond100」戦略で、ベントレーは2030年までに完全にCO2ニュートラルになる意向を表明しているのだから。2026年からはプラグインハイブリッド車、または電気自動車のみを生産し、2030年からは電気自動車のみを生産する計画だ。
ベントレーの会長兼CEOであるエイドリアン ホールマークは、「20年が経過し、10万基以上のW12エンジンが使用されてきましたが、電動化に向けた飛躍的な進歩とともに、この伝説のパワートレイン部品を引退させる時が来ました」とコメントし、「しかし、別れを惜しむと同時に、このエンジンをもう一度祝福したいと思います。このエンジンが開発した中で最もパワフルなバージョンです」と締めくくっている。
750馬力と1000NmのW12エンジン
「ムリナー コーチビルト」のプロジェクト第2弾、18台限定の「ベントレー バトゥール」のことだ。ターボチャージャー、インタークーラー、インテークに大幅な改良を加え、従来の最高出力659馬力、900Nmから750馬力、1000Nmへのパワーアップを可能にした。
2003年に「コンチネンタルGT」に搭載されたW12は、560馬力と650Nmを発揮した。長年にわたり、このエンジンは絶えず、さらなる開発が行われ、性能はプラス37%、排出ガスはマイナス25%向上している。
各W12は6時間半かけて手作業で組み立てられ、様々なベンチで1時間以上テストされた後、再び分解されチェックされる。20周年までには、約10万5千基のW12が英国のベントレー工場で組み立てられることになる。
12気筒は2023年12月までまだ注文できる
名高い12気筒エンジンを搭載したベントレーをまだ所有したい人は幸運だ。238万ユーロ(約3億4,500万円)の高級クーペ、「バトゥール」こそ、とっくに完売しているが、「ベンテイガ(635馬力)」、「コンチネンタルGT(659馬力)」、「フライングスパー(635馬力)」のスピードモデルは、「コンチネンタルGTムリナー」や「フライングスパー ムリナー」と同様、2023年12月までは、まだオーダーすることができるのである。
2024年4月にW12が終焉を迎えると、これまで12気筒のみを担当していた22名のチームが、V8とV6ハイブリッドの生産を引き継ぐことになる。そして、ひとつの時代が終わりを迎える。
Text: Jan Götze Photo: BENTLEY MOTORS LIMITED
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
1.5リッターエンジンで「300馬力」オーバー! 超パワフルな「小さな高級車」発表に驚きの声! リーズナブルな「低価格」も実現した新型イヴォークとは
カローラより小さい!? トヨタの「小型クーペセダン」実車公開! スポーティカスタムがカッコいい「Yaris ATIV」タイでお披露目
トヨタのカスタマイズ子会社がコメント発表 公正取引委員会は下請法違反で勧告へ
トヨタ新型「スポーティ“セダン”」実車公開に反響大! 迫力エアロ&パワートレイン強化で「マジ速そう」と評判に! マットブラックの新型「ミライ“スポーツ”C」独に登場
スズキ「斬新“タフ仕様”軽トラ」実車公開! 超カッコイイ「精悍“黒”顔」&「専用カスタム」! 新「スーパーキャリイ」アウトドアショーに出展
みんなのコメント