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スズキ、新型デュアルパーパスモデル『DR-Z4S』とスーパーモトモデル『DR-Z4SM』を発表

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スズキ、新型デュアルパーパスモデル『DR-Z4S』とスーパーモトモデル『DR-Z4SM』を発表

 11月5日、スズキはイタリア・ミラノで11月7~10日に開催されるEICMA 2024(ミラノショー)で新型デュアルパーパスモデル『DR-Z4S』と新型スーパーモトモデル『DR-Z4SM』を発表した。

 スズキの『DR-Z』の系譜は、2000年に発売されたオフロードバイク『DR-Z400S』に端を発する。DR-Z400Sは、250ccクラスがメインストリームだった日本のオフロードバイク市場に、パワフルな398ccエンジンを持ち込んだ革命児だ。派生モデルとして登場したモタードモデル『DR-Z400SM』とともに人気を博したが、排ガス規制が変わった2009年に国内向けモデルは生産終了となった。

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 約15年の時を経て今回発表された『DR-Z4S』は、街乗りから本格的なオフロードまで幅広く楽しめるデュアルパーパスモデルの新型車。また、同時に発表された『DR-Z4SM』は、日常使いからサーキット走行まで多様なライディングを楽しめるスーパーモトモデルだ。

 両車に搭載される398cc水冷単気筒エンジンは、低速から高速までスムースなエンジン特性を犠牲にすることなく、EURO 5+をはじめとする各国の排出ガス基準や騒音規制に対応している。

 新しく搭載される電子制御システム S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)には、ライダーのスキルや路面のコンディションに応じた多様なライディングを可能にする機能を採用。

 そのひとつであるSTCS(スズキトラクションコントロールシステム)は、乾いた舗装路面用、濡れた舗装路面用、G(グラベル)モード、制御オフの4つのモードから選択することが可能だ。そのほか、3つのエンジン出力特性モードを切り替えるSDMS(スズキドライブモードセレクター)、解除モード付きABSと組み合わせることで、最適なパフォーマンスを引き出す電子制御システムとなっている。

 シャシーは、新開発のスチール鋼管フレームと軽量アルミ製シートレールの組み合わせで、KYB製の倒立フロントフォークとリヤサスペンションを採用。前後ともに、コンプレッションダンピングとリバウンドダンピングの調整が可能で、好みや使用状況に合わせて最適なサスペンションセッティングが可能だ。

 ホイールサイズは、『DR-Z4S』がフロント21インチ/リヤ18インチ、『DR-Z4SM』が前後17インチの設定で、それぞれジャンルのオーソドックスなサイズとなっている。

 外観は、アグレッシブなスタイリングデザインに加えて、LED灯火類やLCDメーターを備え、先進的な印象を与える意匠。ミラーは、タフなイメージの平行四辺形デザインを新たに採用した。

 発売時期は『DR-Z4S』が2025年4月から、『DR-Z4SM』が2025年5月からで、北米・欧州を中心とする各国での順次発売が予定されている。

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