F2第5戦のレース1がモンツァ・サーキットで行なわれ、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)が今季2勝目を飾った。
予選トップ10がリバースグリッドとなるレース1では、予選10番手のデビッド・ベックマン(カンポス)がポールポジション。2番グリッドには同9番手のユーリ・ヴィップス(ハイテック)が並んだ。佐藤万璃音(トライデント)は14番手だ。
スタートではヴィップスが好ダッシュ。ターン1でベックマンのインに飛び込み、ホールショットを奪った。一方、後方ではターン1へのブレーキングで複数のマシンが絡むクラッシュが発生。後方から追突された佐藤はマシンが横を向いてしまったが、なんとか走行を続けた。この件でエンツォ・フィッティパルディ(チャロウズ)に5秒のタイム加算ペナルティが科されたが、フィッティパルディはリタイアとなった。
さらに2周目のターン1では、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)と3番手を争っていたダニエル・ティクトゥム(カーリン)がスピン。コース上でマシンを停めてしまったため、セーフティカー(SC)が出動した。
5周目にレースが再開され、ヴィップスはトップをキープ。4番手のリアム・ローソン(ハイテック)はプルシェールを狙ったが、プルシェールのリヤに追突する形で、フロントウイングにダメージを負い、上位戦線から離脱することになった。
同じ周に、フェリペ・ドルゴビッチ(ユニ-ヴィルトゥオーシ)がアスカリ・シケインでスピンし、バリアにクラッシュ。これにより、バーチャル・セーフティカー(VSC)が出された。このVSCは7周目に解除された。
ヴィップス、ベックマン、プルシェールによるトップ3バトルは徐々に激しさを増していった。しかし10周目のターン1でベックマンがオーバーシュート。これでタイヤにダメージを負い、その後ズルズルとポジションを落としていってしまう。
前が1台いなくなったプルシェールはヴィップスのスリップにつき、オーバーテイクを仕掛けようとするが、VSCが出されバトル中断。後方でロイ・ニッサニー(ダムス)がスピンしたためだ。後に、VSCからSCに切り替えられ、ニッサニーのマシンが回収された。
14周目にレースが再開されると、プルシェールはヴィップスへのプレッシャーを強め、15周目のターン1でインに飛び込んでオーバーテイクを成功させた。ヴィップスはプルシェールを追うどころか、周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)の攻撃を防ぐので手一杯となってしまった。
そして、ヴィップスは18周目のターン1で痛恨のオーバーシュート。これでタイヤに大きなフラットスポットを作ってしまうとペースがガクンと落ち、ポジションを下げていった。
ヴィップスが後続を抑えている間に5秒以上のギャップを築いたプルシェールは悠々トップチェッカー。4.3秒遅れの2位に周が入った。
ロバート・シュバルツマン(プレマ)が3番手でチェッカーを受けたものの、スタート時にコースを逸脱してアドバンテージを得たとして5秒のタイム加算ペナルティを受け、6位まで降着。結果、3位には19番グリッドから追い上げたクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)が入った。
序盤首位を走っていたヴィップスは最終的に8位。ベックマンは10位となっており、上位10台がリバースグリッドに並ぶレース2ではベックマンが改めてポールポジションからスタートする。
ポイントリーダーのオスカー・ピアストリ(プレマ)は目の前でニッサニーがスピンし、ルンガーに抜かれるという不運もあったが4位を獲得。だがランキング2番手の周との差は9ポイントから5ポイントに縮まった。
佐藤は1周目の接触で負ったダメージが原因なのか、ピットイン義務のないこのレース1で2度ピットストップ。チームクルーがマシン後部をチェックする様子もあったが、最後まで走行を継続。16番手でフィニッシュしたが、5周遅れで完走扱いとはならなかった。
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