警察庁は18日、中・大型のトラックとバスにオートマチック(AT)限定免許を新設する方針を公表した。商用車でもAT車が増える中、現行の運転免許はマニュアルトランスミッション(MT)車向けに限られる。運転操作が容易なAT免許を設け、トラックやバスの運転手を増やす狙いがある。
車両総重量(GVW)が3.5トン以上7.5トン未満の準中型、7.5トン以上11トン未満の中型、11トン以上の大型のトラックと、中・大型2種の路線・観光バスを対象に、AT限定免許を新設する。
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19日からAT限定免許の対象を広げる道路交通法施行規則改正案のパブリックコメント(意見募集)に入り、今年度内にも施行規則を改正。中型、準中型、中型2種が2026年4月、大型が27年4月、大型2種が27年10月からの開始を見込む。
大型車免許を取得する際に必要な普通免許の取得者の約7割(22年実績)がAT限定免許だ。日本バス協会(清水一郎会長)も大型にAT限定免許を導入するよう警察庁に要望していた。
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