F1日本GPも開催される鈴鹿サーキットを初めてスーパーフォーミュラで走ったタチアナ・カルデロン(ThreeBond DragoCORSE)が、その感想を語った。
第4戦オートポリス以降は日本に滞在して残りのスーパーフォーミュラのレースに備えてきたカルデロン。今回の舞台はF1日本GPの開催コースとして有名な鈴鹿サーキットということで、本人も相当楽しみにしている様子だった。
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朝のセッションから積極的に周回を重ね、43周を走破したカルデロン。グランプリコースのひとつである鈴鹿サーキットを初めて体験して、興奮を隠しきれない様子だった。
「多くのF1ドライバーたちが鈴鹿を高く評価している理由がよく分かった! 特にこれだけダウンフォースのある車両で走ると、それがよく理解できた。正直、最初のセッションはまるでテレビゲームをプレイしているようで、このように準備をしすぎることはまずないんだなと感じた!」
「高速コーナーに慣れるのにはもう少し時間がかかるが、ここまでの進歩には満足しているし、土曜日と日曜日でさらに新たなステップを踏んでいければと思っている。鈴鹿での今日1日を楽しむことができた」
そう語ったカルデロン。事前にシミュレータなどで練習は繰り返してきたというが、それでも鈴鹿を攻略するのは簡単ではない様子。楽に感じるコーナーはないという。
「正直、このコースで簡単に思えるコーナーはひとつもない。特に逆バンクがトリッキーに感じている。セクター1の終盤とセクター2が私にとって課題となっていて改善する必要があると思っている」
カルデロンはアルファロメオF1の開発ドライバーとしてチームと行動を共にする機会も多いのだが、そこでの担当エンジニアからも鈴鹿サーキットでのレースを前に、いくつかアドバイスをもらったという。
「アルファロメオのエンジニアから、いくつかアドバイスがあった。基本的にタイヤが違うので、どこまで参考になるかは分からないけど、彼らはとにかく『アメージングなコースだから、それを楽しんでほしい!』と言われた。でも、このコースを体験した今、なぜ彼らがそう言ったのかがよく分かった。ここで速く走れたら、きっとどこへ行っても速く走ることができる。だから、今週末は自分のベストを尽くしたい。特に日曜日の2レース目では、それまでに得た経験を全部集約して、自分の全てを出し尽くせるようにしたい」
今シーズンのカルデロンは決勝でのレースペースは周りに劣らないものがあるのだが、タイヤのウォーミングアップが課題となっており、予選でQ2に進出できていない状況が続いている。だが、今大会から寒いコンディションを考慮してタイヤウォーマーが指定された方法でのみ許可されることとなった。これは彼女にとっても、かなりプラスの出来事だという。
「個人的にタイヤウォーマーが導入されたことは良い方向に働いている。私のスタイルでタイヤを温めるのに苦労していたけど、タイヤウォーマーがあることで、正確にタイヤのグリップを見つけやすくなったように感じている。気温が低いと、10分しかない予選でウォームアップにたくさんの時間を費やしてしまうのだが、今回はすぐにプッシュできるから、すごくいいなと感じている。まだまだ一発の速さでは改善の余地が残っているけど、使い込んだタイヤでのペースには自信があるから、レースが楽しみだ。この素晴らしいチャンスをうまく活かしたい」
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