第43回鈴鹿8時間耐久ロードレースの公式予選行なわれた。平均タイムでベストを記録したのは、#33 Team HRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオナ)だった。
鈴鹿8耐で金曜日に行なわれる予選は、各チームのライダーがYELLOW、BLUE、REDに色分けされ、それぞれが20分間の予選に2回参加。速いタイムを記録した2名の平均ベストタイムでグリッドが決められる。そしてこの予選でトップ10に入ったチームは、土曜日に行なわれるトップ10トライアルへ進み、ポールポジションを目指すことになる。
■鈴鹿8耐フリー走行|HRCの長島哲太がトップタイム! YARTヤマハ、カワサキが追う展開
平均タイムでトップとなった#33 Team HRCは、特に長島哲太が速さを発揮。予選1回目では2分4秒942という驚異的なタイムをマークし、他ライダーを大きく突き放した。この時、長島に次ぐ2番手タイムとなっていた#7 YART - Yamaha Official Team EWCのマービン・フリンツが2分6秒138というタイムだったことからも、長島の速さが伺える。
長島は予選2回目では前回ほどのタイムまでは伸びなかったが速さは相変わらずであり、2分6秒657をマークして再びトップタイムになるなど、好調のままに予選を終えている。
またこの予選は、2回目のアタックの2組目で天候が悪化し雨が降り始めてしまった。そのためタイムも思うようには縮めることができずに終わるなど、安定しない天候に翻弄された予選となったと言えるだろう。
予選2番手となったのが、#7 YART - Yamaha Official Team EWC(マービン・フリッツ/ニッコロ・カネパ/カレル・ハニカ)だ。EWCレギュラー参戦チームの彼らは、今回ヤマハのトップチームとして8耐に臨んでいる。中でもカネパが好タイムを記録しており、カワサキに先んじることに成功した。
3番手タイムとなった#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hは前半の予選1回目のアタックのみでほぼ走行を終了させている。予選1回目、2回目ともに最後に行なわれたRED組の走行時に降雨があり、ここを担当したジョナサン・レイはタイムを縮めることはできなかったが、レオン・ハスラムとアレックス・ロウズのふたりのタイムが良く、3番手と上位でトップ10トライアルへ進むことになった。
なおFIM EWCのチャンピオンシップランキングで首位を走っている#1 Yoshimura SERT Motulはトラブル見舞われたこともあり平均タイムが伸び悩み、トップ10トライアル進出を逃す形で予選を終えた。
一方でランキング2番手で#1 Yoshimura SERT Motulを追う#5 F.C.C. TSR Honda Franceは5番手でトップ10トライアル進出を決めている。
トップ10トライアル進出チーム(暫定)は以下の通りだ。
1.#33 Team HRC
2.#7 YART - Yamaha Official Team EWC
3.#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8H
4.#17 Astemo Honda Dream SI Racing
5.#5 F.C.C. TSR Honda France
6.#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM
7.#72 Honda Dream RT SAKURAI HONDA
8.#73 SDG Honda Racing
9.#25 Honda Sofukai Suzuka Racing
10.#2 EVA RT 01 Webike TRICKSTAR Kawasaki
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みんなのコメント
1980年のPPタイムが2分14秒76
2022年の今のタイムが2分4秒942
実質、10秒以上速くなってるよねぇ。