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英国オートスポーツが選ぶ『2022年トップドライバー50選』の21位に野尻智紀がランクイン。スーパーフォーミュラ連覇で日本人唯一の選出

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英国オートスポーツが選ぶ『2022年トップドライバー50選』の21位に野尻智紀がランクイン。スーパーフォーミュラ連覇で日本人唯一の選出

 英国のモータースポーツ誌でmotorsport.comの姉妹媒体でもある『Autosport』が発表している、トップドライバー50選。その2022年版が発表された。

 その中で日本人から唯一ランクインしたのが、野尻智紀。野尻は2021年に引き続き2022年もスーパーフォーミュラのチャンピオンに輝き、シリーズ連覇を達成。その強さを評価され、昨年の28位から7ランクアップの21位に入った。これはWEC(世界耐久選手権)王者のブレンドン・ハートレー(22位)や、F1のエステバン・オコン(23位)を上回る順位だ。

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 野尻は7戦中3勝を記録した2021年シーズンと比べ、2022年シーズンは10戦2勝と勝率こそ落としているが、勝ちを逃した8戦でも2位3回、3位3回、4位2回を記録。5位以下でフィニッシュしたレースは一度もなく、まさに圧巻の内容だった。

 その原動力となったのが、圧倒的な予選パフォーマンスだった。野尻は10戦中、4戦連続を含む6度のポールポジションを獲得。予選最低順位は、開幕戦の6番グリッドであった。これにより野尻は予選だけで20点ものボーナスポイントを得られただけでなく、中団の混戦に巻き込まれるリスクを回避できた。

 野尻を担当する一瀬俊浩エンジニアは、同年からプロファイルに変更が加えられたタイヤに野尻がいち早く適応したことが開幕からの好調の要因だと分析。さらに予選での強さについては、温度変化にセンシティブなスーパーフォーミュラのタイヤをうまく扱えていることが大きいと語っていた。

「スーパーフォーミュラのタイヤは、タイヤ温度に対してセンシティブです。少しでもホイールスピンしてしまうと、その先のコーナーでもグリップを失ってしまいますが、野尻さんはそういったことを一切しません」

「いわゆる『速そうに見えない運転』で、頑張っているように見えないんです。彼のドライバーとしてのセンスのすごいところは、グリップの限界を超えずに限界ギリギリまで持っていけるところで、それが予選の速さに繋がっていると思います」

 なお、Autosportトップドライバー50選のその他の順位は以下となっている。

1. マックス・フェルスタッペン(F1)
2. シャルル・ルクレール(F1)
3. カッレ・ロバンペラ(WRC)
4. ルイス・ハミルトン(F1)
5. ジョージ・ラッセル(F1)
6. ストフェル・バンドーン(フォーミュラE)
7. ジョセフ・ニューガーデン(インディカー)
8. ウィル・パワー(インディカー)
9. ランド・ノリス(F1)
10. シェーン・ヴァン・ギスバーゲン(豪スーパーカー)
11. ジョーイ・ロガーノ(NASCAR)
12. ミッチ・エバンス(フォーミュラE)
13. フェルナンド・アロンソ(F1)
14. カルロス・サインツJr.(F1)
15. エドアルド・モルタラ(フォーミュラE)
16. オット・タナク(WRC)
17. スコット・ディクソン(インディカー)
18. セルジオ・ペレス(F1)
19. アレッサンドロ・ピエール・グイディ(WEC)
20. ロス・チャステイン(NASCAR)
21. 野尻智紀(スーパーフォーミュラ)
22. ブレンドン・ハートレー(WEC)
23. エステバン・オコン(F1)
24. ラファエル・マルチェッロ(GTワールドチャレンジ)
25. セバスチャン・ローブ(エクストリームE)
26. トム・ブロンクビスト(IMSA)
27. アレックス・パロウ(インディカー)
28. スコット・マクログリン(インディカー)
29. セバスチャン・ベッテル(F1)
30. セバスチャン・ブエミ(WEC)
31. バルテリ・ボッタス(F1)
32. ジャン-エリック・ベルニュ(フォーミュラE)
33. アレクサンダー・アルボン(F1)
34. フェリペ・ドルゴビッチ(FIA F2)
35. ホセ・マリア・ロペス(WEC)
36. ジェイク・デニス(フォーミュラE)
37. シェルドン・ファン・デル・リンデ(DTM)
38. クリストファー・ベル(NASCAR)
39. ティエリー・ヌービル(WRC)
40. ドリス・ヴァントール(GTワールドチャレンジ)
41. アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(WEC)
42. フェリペ・アルバカーキ(IMSA)
43. ルイ・デレトラ(ヨーロピアン・ル・マン)
44. ヨハン・クリストファーソン(ラリークロス)
45. ケビン・マグヌッセン(F1)
46. ニック・タンディ(WEC)
47. トム・イングラム(BTCC)
48. ルーカス・アウアー(DTM)
49. セバスチャン・オジェ(WRC)
50. ミケル・アスコナ(WTCR)

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みんなのコメント

2件
  • 海外からいくら評価されても、海外レース参戦できるような声はかからないんだよなぁ
    また来年も国内レースで引退するまで走るしかないんだよなぁ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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