FCAジャパンは1月14日、アバルト595シリーズのホットモデル「595 コンペティツィオーネ」をベースに、数々の特別装備を与え、スポーティ感をより際立たせた限定車「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ)」を設定し、1月14日から特設サイトを通じて予約受付を開始すると発表した。なお車名の「アンノ デル トーロ」とは、イタリア語で「丑の年」を表すとのこと。なかなか洒落たネーミングだ。
“695”は、アバルト595をベースに特別なカスタマイズを加えたモデルに与えられる名称。60年代にフィアット500をベースに高性能化した“フィアット・アバルト695”に由来する。近年では「695 トリブート・フェラーリ」や「695 エディツィオーネ・マセラティ」「695 ビポスト」、70周年を記念して登場した「695 セッタンタ・アニヴェルサーリオ」などが登場している。
今回の695 アンノ デル トーロは、その2019年にデビューした695 セッタンタ・アニヴェルサーリオに近い内容を持つ。最大60度まで角度の調整が可能なルーフエンドスポイラーを備え、さらにルーフにチャッカードパターンを採用するなどカラーリングも特別な装いとなっている。エンジンはラインアップ最強を誇る595コンペティツィオーネと共通で、最高出力180psを誇る。またアバルトを象徴するサソリのエンブレムは、往年のものをモチーフとしたヘリテージタイプを採用している。
逆に違うところは、カラーリングが695 セッタンタ・アニヴェルサーリオがグリーンを基調としていたのに対し、695 アンノ デル トーロは ブルーポディオと呼ばれるブルーを採用。オーバーフェンダーやサイドシルはグレーが組み合わされ、スポーティな雰囲気を醸し出す。
足回りには12スポークの17インチアルミホイールを履き、コーナーの立ち上がりのトラクション性能を向上させるメカニカルLSDを搭載する。左ハンドル・5MTを採用するあたりもマニアックだ。
車両価格は429万円。この695 アンノ デル トーロ、webを通じた抽選販売とのことだが、販売台数はわずか20台とのことで、申し込みが殺到するのは必至だろう。
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みんなのコメント
マジかよ? アバルト「ウシの年」、だぜ?