2014年からの6シーズンで5度のチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン(メルセデス)。2020年はハミルトンの対抗馬のひとりになると考えられているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ハミルトンの強さを認めつつも、付け入る隙はあると考えている。
フェルスタッペンは昨年、自己最多のシーズン3勝を挙げランキング3位となった。一方でハミルトンは11勝を挙げてシーズンを席巻したが、フェルスタッペンは今季レッドブルがメルセデスにプレッシャーをかけ始めることができれば、状況は一気に変わってくるだろうと語った。
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「もちろん、F1はマシンの速さが物を言うスポーツだ。ただ、少なくとも彼ら(メルセデス)にプレッシャーをかけることができれば、彼らも苦しくなってくるだろう」
ロンドンで行なわれたメディアイベントに出席したフェルスタッペンはそう語った。
「プレッシャーを一切感じていなければ、97~98%の力で走ることができるし、ミスを犯すこともないだろう。調子の悪い週末があったとしても、21~22戦の内せいぜいひとつくらいだ」
「差をコンマ2秒以内にすることができれば、プレッシャーをかけることができるだろう。もちろん開幕からスタートダッシュを決めたいし、それができれば(メルセデスとの)勝負が始まるだろう」
キャリア13年で84勝を挙げ、ミハエル・シューマッハーの最多勝記録も射程圏としているハミルトンは、歴代最高のF1ドライバーのひとりとして地位を確立している。しかしフェルスタッペンは、ハミルトンが勝てない相手ではないと考えている。
「ルイスは本当に素晴らしいドライバーだ。確かに彼は最高のドライバーのひとりだけど、神ではない」とフェルスタッペンは語った。
「彼に神がついてるのかもしれないけど、少なくとも彼自身は神ではない」
2013年以来7年ぶりのチャンピオン獲得を目指すレッドブル。フェルスタッペン曰く、チームの雰囲気は良いようだ。
「(雰囲気は)昨年から良かったと思う。それは昨季終盤の結果を見ても明らかだ。僕たちにはかなり競争力があった。チームが過渡期にあったということを考えても、かなり見通しは明るいと思う」
「僕たちはメルセデスに挑戦したいと思っているし、僕はそれができると思っている。もちろん、テストの結果を見てみないと何とも言えないけど、とても楽しみだ。みんなやる気に満ちあふれている」
「どこを改善すべきか分かっていたとしても、解決するには少し時間がかかる。だから(昨年は)学習と理解のために時間を使った。その結果、良い方向に進んでいると思う」
「今季はメルセデスとフェラーリ以上に良いマシン開発をできるかにかかっている。最初のレースから良いレースをしたいし、そこ(トップ争い)にいないといけない」
またフェルスタッペンは、昨年自身が勝利を手にしたレースを振り返り、プレッシャーのかかったレースでレッドブルがどのチームよりも機能していると主張した。
「ブラジルのようなプレッシャーのかかるレース、またはドイツのような難しいレースでは、このチーム(レッドブル)がどこよりも優れていたと思う」
「だから、僕たち(3強チーム)が昨年よりもっと接近すれば、面白いことになるだろう」
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