レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェラーリのドライバーであるカルロス・サインツがF1で自身最高のシーズンのひとつを過ごしているにもかかわらず、2025年にF1のトップチームとの契約を確保できなかったことに失望していることを認めた。
ウイリアムズは最近、サインツと複数年契約を結び、来シーズンからアレクサンダー・アルボンとともにレースに参戦することを発表した。この移籍はウイリアムズのチーム代表ジェームズ・ボウルズにとっては大きな成果だが、サインツにとっては地位の面で必然的に後退となる。フェラーリは、2025年からのシャルル・ルクレールのチームメイトとして7度の世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンを獲得したため、サインツとの契約を更新しなかったのだ。
F1分析:サインツがアルピーヌではなくウイリアムズを選択した3つの理由
当初サインツはトップチームのシートを希望していたが、レッドブルが復帰を否定したため選択肢が狭まった。また、メルセデスは17歳のアンドレア・キミ・アントネッリを昇格させるものと予想されている。
「もちろん、彼がフェラーリで最高のシーズンを送っているにもかかわらず、トップチームのシートを得られないのは悲劇だ」と、マルコは『SpeedWeek』の定期コラムに書いている。
「しかし、ウイリアムズでは物事が前進するはずだ。彼にはそこでも強力なエンジンがある」
サインツはアルピーヌとザウバー/アウディからのオファーを断り、ウイリアムズに落ち着いた。マルコは、3度のグランプリ優勝経験を持つサインツが、選択肢が限られているなかでウイリアムズを選んだのは正しい決断だったと考えている。
「サインツがウイリアムズに行くことを決めたのは理解できる。他に代わりの選択肢があっただろうか? 彼らの成功を見れば、来年アウディがそうしたチームのひとつにならないだろうことは間違いない」
「そしてアルピーヌだが、彼らが2025年にメルセデスのエンジンを搭載するのか、あるいは2026年まで搭載しないのかはわからない。彼の状況では、(ウイリアムズが)最善の解決策だったと言えるだろう」
興味深いことにマルコは、サインツとウイリアムズの契約には、機会があればトップチームに移籍できるという免責条項が含まれている可能性を示唆した。しかし、ウイリアムズのボウルズは、これらの主張は憶測にすぎないと一蹴し、サインツはチームに全力で取り組むと主張した。
「契約書の内容が何であるかを知っている人間は、世界中に正確に10人しかいない」と、ボウルズが語ったと『Racingnews365』は報じた。
「カルロス陣営は知っているし、私もその中身を知っている。インターネットで読まれているものはすべて憶測であり、それだけのことだ」
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みんなのコメント
それに耐えられるメンタルが保てるか
26年の大幅変更まで頑張れるかな。