大胆なファストバックサルーンの形状へと進化を遂げ、2018年にも日本上陸を果たしていたプジョーの旗艦『508(ゴーマルハチ)』が、事実上のマイナーチェンジを受けて登場。極薄のヘッドランプや3本爪のシグネチャーランプを採用した精悍なフロントに加え、音声認識システムの“PEUGEOT i-Connect Advanced(プジョー・アイコネクト・アドバンスド)"も初採用し、2月29日より販売が開始されている。
流れるようなシルエットと長距離移動を得意とするグランツーリスモ(GT)としての資質を兼ね備えた新世代の『508』が、現行モデルサイクルで初の一部改良を受けて再上陸を果たした。
約10年ぶりのフルモデルチェンジ、4代目『MINI』の3ドアが上陸。内燃機関モデルに加え初のEVも
引き続きフロント両サイドには、プジョーのトレードマークであるライオンのかぎ爪を模した3本のライトを備えるが、その他の要素は大きく印象を変化させるデザインに。
ブランドを牽引するSUVである『3008』や『5008』などと同様に、バンパーに溶け込んでいくフロントグリルや、グリルに向かい消えていく極薄型LEDマトリクスヘッドライトを採用し、表情に一体感をもたらすとともに新しい時代を予感させるデザインとしている。
流麗なファストバックのルーフラインを備えたリヤでも、テールライトにはシーケンシャルウインカーを備えた水平基調の3本爪デザインを採用。中央に刻まれた幅広のPEUGEOTバッジが視覚的なワイドさを強調し、脚元には新デザインホイールの“EPHERRA(エフェラ)”を装着するなど、全体を引き締めるとともにスタイリッシュさを演出する。
■音声で目的地設定や空調の操作が可能に
一方のインテリアも最新型プジョーの流儀にならい、シフトノブは指先での操作が可能なトグルタイプを採用。また10インチの大型タッチスクリーン、高解像度のパークアシストカメラや、15Wに強化されたワイヤレススマートフォンチャージャーを装備した。
さらにドイツの脊椎健康推進協会(Aktion für Gesunder Rücken)の認証を得たというナッパレザーを標準としたフロントシートに加え、新しく搭載されたコネクテッドナビゲーションシステム“PEUGEOT i-Connect Advanced”により、ナビゲーションやリアルタイム交通情報取得、eリモートコントロール(予約充電、予約空調)、ソフトウェアアップデートに対応。
「OK、プジョー」と語りかけることで目的地設定、エアコンの操作などが簡単に実現するなど、FOCALプレミアムHiFiシステムとともに快適なドライブをサポートする。
その新生『508』はプラグインハイブリッド仕様のモノグレード構成となり、パワートレインは180PS/300Nmを発生する1.6リッター直列4気筒のガソリン直噴ターボに電動モーター(110PS/320Nm)を搭載し、システムトータルで225PS/360Nm(フランス本社公称値)のパフォーマンスを誇る。
また容量11.8kWhのリチウムイオンバッテリーに加え、トランスミッションには湿式多板クラッチを用いたPHEV専用のEAT8を組み合わせ、電動走行での最高速度は135km/h、EV走行換算距離はWLTCモードで56kmを確保する。
ボディカラーには『508』の伸びやかなラインを際立たせるオケナイト・ホワイトに、深い青みが特徴のエクリプス・ブルーの2色が設定され、価格は750万8000円(税込)となっている。
プジョーコール TEL:0120-840-240
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