メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、メルセデスには先日今年限りでの契約終了を発表したパスカル・ウェーレインの将来を妨害してしまう可能性があったが、それは彼らの望むところではなく、今後彼が自力でF1に戻る道を見つけられたら嬉しいと語った。
メルセデスの支援を受けながらマノーとザウバーでF1を戦ったウェーレイン。2018シーズンはF1シートを獲得できなかったが、メルセデスのリザーブドライバーに就任し、同時にDTM(ドイツツーリングカー選手権)にも参戦している。
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だがメルセデスは今年限りでDTMへの参戦を終了することをすでに発表しており、さらにはジュニアドライバーのエステバン・オコン(現レーシングポイント・フォースインディア)の将来に関してもジレンマを抱えている。彼らには、ウェーレインにオファーできるものがなかった。
「パスカルは確かにF1でのチャンスを得るに値する」とウルフは語った。
「メルセデスは非常に早い時期から彼を支援していた。彼が16歳の時に、私はノリスリンクで彼に会った。ADACフォーミュラ・マスターズからF3、DTMと、我々はともに素晴らしい旅をした。お金と時間の投資も行った」
マノーに所属していた2016年、ウェーレインは一度だけポイントを獲得している。ザウバーへ移籍した翌2017年には、シーズン開幕前に開催されたレース・オブ・チャンピオンズに出場した際に首を負傷してしまい、合同テストやシーズン序盤の2戦を欠場した。
そのザウバーでは2度の入賞があったものの、ザウバーはフェラーリと技術パートナーシップを締結し、さらにはアルファロメオとも契約を結んだ。そのため彼らがメルセデス育成のウェーレインを起用し続けることはなかった。
このようなマニュファクチャラー間の政治的なやり取りもあって、メルセデスは来シーズンのオコンのシートを見つけることに苦戦している。
ウルフは、ウェーレインがもはやマニュファクチャラーとの関係を持っていないということは、この目まぐるしく動くドライバー市場においてシートを見つける可能性を高めることになるだろうと主張した。
彼は、「今日、我々はこれまで以上に、才能あるドライバーを探している」と話した。
「おそらく、この2年間で多くの経験あるドライバーが去っていくだろう。そして新しい才能は最終的にF1への道を進むはずだ」
「パスカルと協力したことは、彼にとってもベストな結果だった。彼について私個人の意見を言うならば、今も彼を高く評価している。我々が彼に将来のキャリアを妨害してしまう可能性があるようにも見えたが、それは我々の望んでいたことではない」
「彼は自分でそれ(F1への道へ進むこと)をする必要があるとわかっている。もし彼が自力でF1に戻る道を見つけることができれば、私はそれを嬉しく思う」
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