99台のうちの貴重な１台を六本木ヒルズで公開・展示！ アートカーのようなBMWの超ポップな限定車「THE 8 X ジェフ・クーンズ」

　この記事をまとめると

■BMW 8シリーズがマイナーチェンジを実施

■マイナーチェンジに合わせて全世界99台限定の「THE 8 X ジェフ・クーンズ」を企画

■そのうちの貴重な1台がチャリティオークションで販売される

　アメコミにインスパイアされたポップなカラーの限定車

　BMWでもっとも大きな数字となる「8」を車名のいちばん最初に冠する8シリーズは、約19年ぶりにBMWのラインアップに復活したラグジュアリークーペだ。現行モデルは2018年に登場した第2世代モデルであり、スポーティテイスト満点のクーペだけでなく、爽快なドライブを楽しめるカブリオレ、そして実用性も備えた4ドアのグランクーペと3つのボディバリエーションを揃えている。

　そんな8シリーズは、2022年3月にマイナーチェンジを受けた。見るものを惹きつけてやまないエレガントで美しいスタイルはそのままに、Mスポーツバンパーと20インチ・アロイホイールなどを全車に標準装備としたことで、スポーティさがさらに強調されている。

　そして今回、この8シリーズのマイナーチェンジに合わせて企画された限定車「THE 8 X ジェフ・クーンズ」が、六本木ヒルズで公開・展示された。「THE 8 X ジェフ・クーンズ」は、世界的なアーティストであるジェフ・クーンズがデザインした8シリーズであり、世界限定99台の特別なモデルとなっている。

　ジェフ・クーンズといえば、ポップカルチャーを取り入れたキッチュな作風が高く評価されているアーティストであり、2010年にデザインした、BMWとして17台目となるアートカーのM3 GTSは、実際にル・マン24時間レースにも参戦を果たしている。

　今回の「THE 8 X ジェフ・クーンズ」でもそんな彼の作風が爆発。ビビッドなレッド×ブルーの内装や、ボディの両サイドに描かれた「POP！」のフキダシと蒸気推進力のイラストなど、アメコミとそのヒーローをオマージュした作品となっている。

　カラーリングの切り替え部にも段差がないフラットなペイント

「THE 8 X ジェフ・クーンズ」で特に注目すべきはそのカラーリングで、ブルー、シルバー、イエロー、ブラックなど11種類のボディカラーが組み合わせられている。そしてこれらのカラーは、ジェフ・クーンズのデザインに合わせた型紙にそってBMW本社のプロフェッショナルが200時間以上をかけて手作業でペイントされたもの。

　しかも塗装は色を塗り重ねることをしていないため、色の切り返し部分でもいっさいの段差がないフラットに仕上げられているのが特徴だ。ちなみに塗装に使われる型紙には、BMW純正品としてのパーツナンバーが振られているため、万が一事故などで修復が必要になった場合でも、日本のBMWディーラーで修復が可能とのことだ。

　そのほか、「THE 8 X ジェフ・クーンズ」は、ベースモデルとなるBMW M850i xDriveグランクーペの標準装備に加えて、20インチMライト・アロイホイール728MバイカラーやBMWインディビデュアル・フル・レザー・メリノ・インテリアなど、数々の追加装備が施さる。また、カップホルダー・リッドには、エディショナルのレタリングとアーティストのサインが入れられている。

　99台のうちの貴重な1台である今回の展示車両は、日本独自の取り組みとしてオンラインオークションにて販売される。入札は、専用オークションサイトにて6月16日（木）から6月27日（月）まで受け付ける。なお、今回の落札価格の全額は、難病と戦っている子どもたちを支援するボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」に寄付されることになっている。

　買えるBMWアートカーともいえる「THE 8 X ジェフ・クーンズ」。現代ポップカルチャー・アーティストの第一人者であるジェフ・クーンズがデザインしただけに、その芸術的な価値も計り知れない。店舗やオンラインショップでの販売が行われない「THE 8 X ジェフ・クーンズ」がいくらで落札されるかが非常に興味深い。

Comments

>BMWでもっとも大きな数字となる「8」を車名のいちばん最初に冠する8シリーズは、

ここの意味が分からん
車名のいちばん最初ってなに？