F1第2戦シュタイアーマルクGPの予選でポールポジションを獲得したのは、メルセデスのルイス・ハミルトンだった。その最大の脅威となりそうなのが、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。彼は予選で2番手につけ、決勝での巻き返しを狙っている。
ハミルトンとフェルスタッペンの予選のタイム差は1.2秒。近年では稀に見る大きな差となった。
■まさに水を得た魚。圧巻ポールのハミルトン「マシンと調和した、完璧なラップだった」
当初、ふたりの差は0.7秒ほどだった。そして予選Q3の最終アタックでフェルスタッペンは、自身の持ちタイムを削るべく、セクター1で全体ベストタイムを計測。セクター2もアクアプレーニングに見舞われ暴れるマシンをねじ伏せ、ハミルトンに匹敵するペースでクリア。しかし、サーキット終盤のターン9~10で、ピットインしようとしていたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に遭遇、これによりアンダーステアに見舞われてコーナーをワイドに走ってしまい、ハーフスピン……アタックをまとめることができなかった。
一方のハミルトンは、その後方で容赦のない最終アタックを実施。結局、前述の1.2秒という大差をフェルスタッペンにつけ、シュタイアーマルクGPのポールポジションを獲得した。
フェルスタッペンは、ターン9~10で遭遇したマシンがどのクルマだったのか、正確には把握できなかったようだ。
「セブがピットインしたんだと思う。雨の中では、マシンの色も分からないんだ」
フェルスタッペンは予選後の記者会見でそう語った。
「それが原因でアンダーステアが起き、コーナーをワイドに走ってしまった。そしてコーナー出口の縁石に乗ってしまい、コントロールを失ってしまった」
「それで、僕は最終コーナーでドリフトのような形になってしまった。それでも、ルイスを倒すには十分な走りじゃなかった」
フェルスタッペン曰く、雨が強まったため、Q3はQ2よりも難しいコンディションだったと説明した。
「予選は全体的に良かった。Q1だけがとても忙しかったね」
そうフェルスタッペンは語った。
「視界がなかったし、常に少しペースを落として前とのスペースを空けて、走る必要があったんだ」
「つまりQ1を通じて、自由に走れた周はなかった。それでも大丈夫だった。また、コースの状況は、走行するにはそれほど悪くはなかったと思う」
「これだけの数のマシンでも、大きなタイヤが着いていると、すごいことになるんだ。前のクルマから6秒以内に近付くと、もう何も見えないんだ」
「しかし、全てが順調にいった。それはQ2も一緒だ。すべてがかなり良かったと思う」
「しかし、Q2の終盤には少し雨が降り始めた。するとすぐに、セクター2は難しくなったんだ」
「最後の2~3ラップは、タイムを更新することができなかった。でももちろん、Q3に行くのには十分だった」
「そしてQ3はとても大変だった。少なくとも僕にとってはね。ただただ、水煙が凄かったんだ」
「僕はグリップを失った。Q1やQ2のように良いフィーリングじゃなかった。でも2番手というのは良い結果だと思う」
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