F1第2戦サウジアラビアGPを虫垂炎により欠場したフェラーリのカルロス・サインツJr.だが、チーム代表のフレデリック・バスールによると、第3戦オーストラリアGPで復帰の可能性が高いようだ。
サインツJr.がレースに出られない場合、サウジアラビアGPに続いてリザーブドライバーのオリバー・ベアマンがステアリングを握ることとなる。
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サインツJr.はサウジアラビアGP前から体調不良を訴え、大会2日目の朝になって虫垂炎が発覚。手術のためレースを欠場せざるを得なくなり、ベアマンが急遽F1デビューを果たした。
サインツJr.は虫垂炎発覚後すぐに手術を受け、細心の注意を払いながら、現地でサウジアラビアGP決勝を観戦。翌日にはヨーロッパへと戻り、現在はサウジアラビアGPから2週間後のオーストラリアGPでの復帰に向けて回復に全力を注いでいる。
サウジアラビアGP終了後、サインツJr.の復帰時期について訊かれたバスール代表は、次のように答えた。
「正直なところわからない」
「今のところ回復は素晴らしい。今回彼がチームに帯同できたというのがその証拠だ。我々にとっても素晴らしいサポートだった」
「彼は日曜日の飛行機で私と共に戻り、1週間の完全休養を取る。彼がいつメルボルンへ飛ぶかどうかは、1週間後に決めることになる。でも私はかなり楽観視しているよ」
アレクサンダー・アルボンは2022年のイタリアGPを虫垂炎で欠場したが、翌戦シンガポールGPで復帰を果たしたことからも、サインツJr.も同様の回復が可能であると言える。
しかし個人差はあり、サインツJr.にとってさらに厄介なのは、オーストラリアまでの24時間のフライトと、時差に適応するためできるだけ早く移動しなければならないという制約だ。つまり遅くともレースウィークの月曜日か火曜日にはメルボルンに到着するよう、その前の週末には移動しなければならないのだ。
しかしフェラーリのプランとしては、何があろうとも移動は行ない、オーストラリアGP初日の走行が始まる前に最終的な決断を下すこととなっている。
体調が優れないにもかかわらずサウジアラビアGP初日のプログラムを敢行したサインツJr.についてバスール代表は次のように振り返った。
「あの一家の特徴だと思う! 私はカルロスをクルマから引きずり出すほど強くはないんだ」とバスール代表は言う。
「木曜日の朝に出てきた時点で彼は体調が良くなかった。そこで彼は『数周トライさせてくれ』と言って、フルセッションをこなした。午後も全く同じだった」
「午後のセッションの後、彼は完全にやられていたから、その時点で私は驚いていたよ」
「FP1とFP2の結果を見れば、彼のペースはとても良かったし、ロングスティントもこなすことができた。これはすごいことだ」
「しかし今はカルロスの今後に集中しよう。最も重要なのは今プッシュすることではなく、しっかりと回復することだ」
「焦りは禁物だが、彼は大人だし、正しい判断を下すだろう」
そしてバスール代表は次のように続ける。
「素晴らしい回復を見せているが、今はメルボルンに集中しなければならない。今週はゆっくり休む必要があるし、来週になれば分かるだろう」
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