ル・マン・ブガッティ・サーキットで行なわれたMotoGP第10戦フランスGPのMoto3クラス決勝は、セレスティーノ・ビエッティ(SKY Racing Team VR46)が今季2勝目を挙げた。
日本勢6名が参戦するMoto3クラス。ポイントリーダーでもある小椋藍(Honda Team Asia)は予選で苦戦し、17番グリッドに沈んだ。日本勢の中で予選最上位につけたのは佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)で8番手から決勝レースに挑む。また左手首骨折を負い欠場が続いていた鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は今回から復帰を果たしている。
■MotoGPフランス予選:クアルタラロ、母国戦で“特別な”ポールポジション獲得
レース開始時のコンディションは気温12℃、路面温度15℃。雲間から日差しが差し込む空模様だ。
22周のレースがスタートすると、アルベルト・アレナス(Gaviota Aspar Team Moto3)がダッシュを決めてホールショットを奪い、そのままオープニングラップを先頭で終えた。その後方にはジャウマ・マシア(Leopard Racing)、トニー・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が続いた。
小椋はスタートでポジションを落としてしまい、1周目を終えた時点で25番手に沈んだ。
3周目、マシアはホームストレートでスリップストリームを生かしてアレナスをパス。先頭が入れ替わった。なお追い抜かれたアレナスは一瞬姿勢を崩すシーンが有り、4番手にまで後退してしまう。
先頭に立ったマシアは5周目あたりからペースアップ。ただ2番手以下もペースを上げてきたことで、突き放すまでは至らなかった。
8周目、Sterilgarda Max Racing Teamのロマーノ・フェナティとアロンソ・ロペスがチームメイト同士で接触しクラッシュを喫してしまった。また鈴木もターン8で転倒。ファステストラップを記録した直後の悔しい転倒だった。
レース半分の11周目、先頭を走るマシアはターン8で一瞬後ろを振り返るとポジションを4番手にまでダウン。アレナスが先頭に浮上した。
15周目まではアレナスが引っ張ったが、途中でマシアが一気に3台(アレナス、アルボリーノ、ダリン・ビンダー)をオーバーテイクし先頭に浮上。そのままペースを上げ、先頭集団は再び4台が抜け出し始めた。
残り7周、先頭集団を走っていたビンダーにトラブルが発生したようで、大きく減速。そのまま戦線を離脱した。
その後も熱いバトルが繰り広げられたが、マシアが集団をリードしたまま残り3周へと突入した。
レース残り2周、マシアの背後ではビエッティが3番手に浮上。その後マシアもターン8のブレーキングでミスが有りワイドに膨らんでしまい、その隙にビエッティが一気に先頭へと浮上した。
ラストラップにはビエッティ、アルボリーノ、アレナスというトップ3の隊列で突入。ビエッティが逃げを打つと、オーバーテイクを狙うアルボリーノに仕掛ける隙を見せないまま、コントロールラインを通過。今季2勝目を挙げ、ランキングでは3番手に浮上した。
2位はアルボリーノ、3位にはアレナスが入った。アレナスはこれでランキングトップに返り咲いた。
日本勢では佐々木が最後まで先頭集団での走行を続け、6位でフィニッシュ。また8台が転倒する展開を乗り切った小椋が9位でフィニッシュを果たすリカバリーを見せた。ダメージを最小限に抑えた小椋はランキング2番手に留まることに成功している。
ほか日本勢は山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)が18位、國井勇輝(Honda Team Asia)が20位となった。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
【MotoGP】マルク・マルケス、タイヤ内圧違反で10位に降着。あえて抜かせてコントロールも、接触で努力が水の泡に
【角田裕毅F1第11戦展望】損傷したフロアに加えPUを交換。スプリントでデータ取り成功も「本当に悔しい」予選14番手
角田裕毅に4万ユーロの罰金。F1オーストリアGP予選中の暴言で国際スポーツ競技規則に違反
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?