新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年のF1は開幕から10戦が中止もしくは延期。スポンサーおよび分配金収入を断たれたチームは、財政面で大きなダメージとなった。
現時点でF1は、7月上旬のオーストリアGPを無観客で開催してシーズンをスタート。その後、年内に15~18戦を開催することを目指している。
■F1、新型コロナウイルスで大打撃。第一四半期は200億円以上の大幅減収
F1のオーナー企業であるリバティ・メディアも、シーズン開幕が遅れていることによって経済的なダメージを受けているものの、各チームの財政面を支援するための資金を準備している。
ウイリアムズの副チーム代表であるクレア・ウイリアムズは、チームの財政はF1から支払われる分配金に依存している部分が大きいため、今年レースを開催するのは「絶対に重要」であると語っていた。
ウイリアムズ副代表はさらに、F1が2020年のレースを行なうことができなかれば、グリッド上の多くのチームを失う可能性があると危惧する。
「レースに戻ることができなければ、ひとつもしくはふたつのチームを失うだけでなく、非常に多くのチームを失う可能性があります。そのことを私は恐れています」
ウイリアムズ副代表はスカイ・スポーツF1のインタビューでそう語った。
「我々のこのスポーツでの財務モデルは、コンストラクターズチャンピオンシップの順位によって支払われる、分配金に大きく依存しています」
「それが取り除かれ、スポンサー収入も現時点ではF1にあるべきレベルにはないという事実も重なれば、レースに参戦するだけの予算を確保するのは非常に困難です」
F1は前述の通り7月上旬に今季初戦を開催する予定にしており、その際には関係者全員を新型コロナウイルス感染のリスクから守るため、厳格な管理体制が敷かれることになる。
ウイリアムズ副代表は、レース開催を熱望しながらも、早急にシーズンを開始することで、チームメンバーを危険に晒すことはないと主張した。
「人々の安全を守るという非常に重要なことを保証しながら、それと相対する”チームが生き残っていくため”ということのために、レースに戻る必要性を検討しなければなりません」
そうウイリアムズ副代表は語った。
「我々のチームのメンバーは、常に勝つつもりでレースに臨んでいます」
「今回のことが、我々に大きな影響を残さないことを確かに望んでいます。しかし、それがファクトリーでの仕事であれ、グランプリに帯同する仕事であれ、チームスタッフの安全は最優先されます」
「レースをするのが適切な状態になるまで、我々はスタッフをサーキットに向かわせることはないでしょう」
「F1が今やっている仕事を理解しています。彼らはレースを再開し、それを安全に行なうために何ができるのかを確認すべく、非常に多くの時間を費やしています」
「彼らは必要ある全ての健康及び安全のための規制を実施し、実際にサーキットに戻る前に、全員が正しい対策を行なっていることを確認するつもりです」
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