ワークスカーから生産台数131台の稀少車まで
今年9月に英国ハンプトン・コート宮殿で行われる「コンクールズ・オブ・エレガンス」に、LM9やDB2/4といったアストンマーティンの稀少車が出展される。
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英国の「コンクールズ・オブ・エレガンス」は、女王陛下即位60周年記念の一環として2012年にスタート。初回のウィンザー城をはじめ、セント・ジェームズ宮殿、ホリールードハウス宮殿など、王室に関係の深いロケーションで毎年実施されている。今年は英国製パフォーマンスカーのアイコンであるアストンマーティンから、5台の“至宝”が送り込まれる。
約90年前の先進的ワークスカー“LM9”
アストンマーティンがル・マン24時間レースのために作ったライトウェイトモデルのLM9は、1932年の傑作車。姉妹車のLM10とともに、LM9は軽量化のために数々の“電子パーツ”やマグネシウム、アルミニウム合金といった部品を積極的に盛り込んだ先進的なワークスカーだった。また、尖ったテールデザインや低いラジエーターなど、空力を意識したスタイルを採用している。
1.5リッターエンジンを積んだLM9は1932年のル・マン24時間で初陣を飾るが、ピーコック/ベザント組の乗るマシンはロッカーアーム破損などのトラブルに見舞われリタイアを喫している。しかし翌年、ドリスコル/ペン-ヒューズ組が総合5位、クラス優勝、ラッジ・カップで2位(ル・マン初期に存在した排気量に基づく格付け)を見事に記録した。
ザガートシリーズまで大集結
さらに、生産台数わずか131台というV8ヴァンテージのX-Packもお目見え。ケンジントン・シルバーを外板にまとったV8ヴァンテージは、もともと“ノーマル”として生産されたもの。のちにアストンマーティンワークスへ戻され、フェラーリ288 GTOやランボルギーニ・カウンタック5000 QVを打ち負かすという使命のもと、パワーを増強しハンドリングを見直したバージョンへと作り直された。コスワース製のピストンや大径インテーク・マニフォールド、新しいウェバー製キャブレターを備え、シリンダーヘッドの改良など大幅な変更が施されている。
DBシリーズ最初期モデルの一台である、DB2/4 マーク2サルーンも登場する。DB2/4はDB2の実用性を高めたモデルとして誕生。今回出展する車両は、1956年6月に自動車ディーラーのブルックランズ・オブ・ボンドストリートでチャールズ・デ・サリス伯爵とグレガー・マクレガー大尉へ納車されたもの。当時もっとも過酷なレースのひとつと言われたインターナショナル・アルピーヌ・ラリーでクラス2位に輝いている。
ファクトリーでフルレストアされたDB5も
おそらく史上もっとも有名なアストンマーティン、DB5とDB5コンバーチブルも1台ずつ出展される。ダンディなスパイが乗るDB5は、アストン・マーティンを大衆文化に広く浸透させた。ハンプトン・コート宮殿にやってくるサルーンは、アストンマーティンワークス・コーチビルダーズの手によりフルレストアされた車両だ。
また、イベント会期中にはザガートの100周年を記念して数々のアストンマーティン ザガートが集う。1960年のDB4 GTザガートをはじめ、ヴァンキッシュ・ザガートのクーペやヴォランテ、スピードスター、シューティングブレークなど19台が一堂に会する。
英国最高のコンクールとして今年で8回目の開催となる「コンクールズ・オブ・エレガンス」。かつてヘンリー8世の居城だったハンプトン・コート宮殿の美しく手入れされた庭に、9月6日~8日の3日間、フェラーリ166MMを含む絢爛たる名車群がずらり勢揃いする。旧車のみならず、“未来のクラシック”として稀少なビスポークモデルやここ10年の間に生まれたパフォーマンスカーも駆けつけるという。
同イベントのディレクターを務めるアンドリュー・エヴァンスは「アストンマーティンを愛する方々にとっては、今年のコンクールズ・オブ・エレガンスは絶対に見逃すことのできないイベントです。名車と称される歴代アストンマーティンはもとより、アストンマーティン ザガートのワンオフモデルなどの稀少車がひとつの場所に集まる最初で最後の機会となるでしょう。もちろんアストンマーティン社だけでなく、オーナーズクラブや来場の方々が乗る100台近くのアストンマーティンを愛でることができるはずです」
チケットは40ポンドから。5歳以下の子供と要介護者は無料。VIP専用駐車場や3コースから選べるランチ、紅茶とスコーンを嗜む“クリームティー”など、様々なオプションも用意される。
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