F1世界チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、二輪ロードレース世界最高峰シリーズのMotoGP参戦チーム買収に向けた動きを見せている。
F1とMotoGPは共に四輪と二輪の最高峰シリーズとして知られているが、今年F1オーナー企業のリバティ・メディアによるMotoGPの買収が決定。より両シリーズが接近することが期待されるようになった。
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そして先日行なわれたMotoGPカタルニアGPにおいて、元ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーが、投資コンソーシアムと組んでKTMのサテライトチームであるテック3を買収すると発表されたのだ。
シュタイナーは新CEOとしてテック3を率いることになるが、F1からMotoGPパドックに参入した初のビッグネームということで、注目が集まった。
「この(買収)レースで他のライバル達に勝てたことを嬉しく思う」
シュタイナーはテック3買収についてそう語った。
「この分野は成長を続けており、そしてリバティによる買収は非常に大きな意味を持っている。彼らはこの取り組みを成功させたいと思っているし、それを実現させるために投資もするつもりだ。彼らには既にF1を大きくしてきた経験があるんだ」
「今はMotoGPに投資するのに良いタイミングだ。それに、他にも関心を持つ人達がいる」
そしてMotoGPチームの買収に興味を示している人物の中には、現役のF1ドライバーであるフェルスタッペンとハミルトンが有力な候補として挙がっていることがmotorsport.comの調べで判明した。
ハミルトンのMotoGPそしてバイクへの情熱は以前から知られていることだ。彼はサーキットを貸し切ってスーパーバイクを走らせたり、MotoGPレジェンドのバレンティーノ・ロッシとマシンをスワップしたりといった試みも経験しており、リバティのMotoGP買収に伴う事業拡大の見込み以前から興味があったと言えるだろう。
そしてハミルトンの対抗馬となっているのが、フェルスタッペンだ。ただフェルスタッペンのマネージャーは慎重な姿勢を崩さなかった。
「マックスは自動車レースとモータースポーツに非常に情熱を注いでおり、周知の通りVerstappen.com Racingを通じてGT3の世界にも深く関わっている」
フェルスタッペンのマネージャーを務めるレイモンド・フェルミューレンはそう語った。
「彼がMotoGPに興味を持っていることは公然の事実だが、現時点でチームを引き継ぐのは現実的ではない。全てが完璧に整わねばならず、近い将来に実現する可能性は極めて低い」
フェルミューレンのこうした発言は、フェルスタッペン陣営がMotoGPの買収先探しに行なった調査に関するmotorsport.comの調べを裏付けるモノだ。
MotoGPへの資本投下に興味を持つ人物・団体にとって、買収の可能性があるのはホンダ、ヤマハ、ドゥカティ、KTM、アプリリアのメーカー5チームを除外したインディペンデントチーム(プライベートチーム、サテライトチームとも)しかない。そしてそのうちの1チームであるテック3は、既に買収されたため当面チャンスはないだろう。
LCR、プラマック、グレシーニ、VR46、トラックハウスが残るインディペンデントチームだが、フェルスタッペンがアプローチしたのは現在ホンダ陣営に属するLCRのようだ。
motorsport.comの調べではフェルスタッペンの代理人がLCRとの間で話し合いを行なったことが分かった。しかし相手がLCRだけに限定されている訳ではない。
あるチームのディレクターは「ハミルトンとフェルスタッペンの関係者が、全てのプライベートチームに連絡を取り、買収への関心を示している」と証言したのだ。
先述のフェルスタッペンのマネージャーの受け答えは、ハミルトンが2024年にMotoGPチームの買収を検討しているという報道がされた際に、ハミルトンが示した態度と同じようなものだった。
当時、ハミルトンはドゥカティ陣営であるグレシーニの買収を目指していると報じられたが、買収の可能性についてこう語っていた。
「MotoGPの成長のポテンシャルに興味はある。ただ僕もまだ深く分析していない。でももちろん、参入することに興味は間違いなくあるよ。(NFLの)ブロンコスは、僕にとってその方向における最初の一歩だった」
なおグレシーニにはハミルトンだけでなく、オーストラリアでも最大の輸送会社のひとつで、フィリップ・アイランド・サーキットも所有するLinfoxのオーナーからも引き合いがあった。しかしチームオーナーであるナディア・パドヴァーニはこの両方に応じなかった。
そのためハミルトンの代理人は他の可能性を模索。ここ数ヵ月で少なくとも参入可能なプライベートチームのうち、少なくとも3チームに接触し買収の可能性を探っている。
またハミルトンの動きには、2026年にF1新規参戦を果たすキャデラックを所有するTWGモータースポーツの支援も入っているようだ。
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