現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > Juju、真夏の富士戦で感じたレベルアップと自信「地味だったかもしれないですけど、すごくいいレースができた」/第4戦決勝

ここから本文です

Juju、真夏の富士戦で感じたレベルアップと自信「地味だったかもしれないですけど、すごくいいレースができた」/第4戦決勝

掲載 12
Juju、真夏の富士戦で感じたレベルアップと自信「地味だったかもしれないですけど、すごくいいレースができた」/第4戦決勝

 富士スピードウェイで行われたスーパーフォーミュラ第4戦、18歳の現役大学生にして、今季ルーキードライバーとしてスーパーフォーミュラに参戦しているJujuは予選21番手から、19位でフィニッシュ。完走した車両の中では最下位の順位だったが、レース序盤は前の車両とほぼ同ペースで周回を重ね、レース後「すごくいいレースができた」とJujuも笑顔を見せた。

 今回の富士は直前に2日間の公式テストが行われたことで、コースの習熟もこれまでよりも手応えを感じて臨んだ1戦。予選でも21番手ながら、Q1ではトップタイムから2秒を切るタイムで、他ドライバーとのギャップを着実に詰め「今季1番の楽しかった予選」と、自分自身の成長を感じていた。

坪井翔が魅せた“魂の5周”。鮮やかな逆転で4年ぶり&移籍後初勝利、“夫婦優勝”の快挙も達成【第4戦富士決勝レポート】

 そして迎えて決勝では、好スタートで1コーナーまでバトルを繰り広げると、その後の序盤は前の車両と遜色ないペースで周回を重ねていたものの、23周後のピットストップ前後で状況が一変、前の車両と約30秒のギャプが開いてしまった。

「今週末は結構、いい流れで来ていて、レースとしては途中のピットストップで10秒くらいタイムロスしてしまって、ちょうどコースに出たタイミングがトップ争いのクルマが来ていた状況だったので、スローダウンして(走行ラインを)譲るかたちになったので、その時のタイムロスがすごく大きくなってしまいました。それがなければ、前のクルマが見える位置にはいれたのかなと思います。それがわかっただけでも、今回はよかったかなと」

 どうやらピットでのロスもあったようだが、Jujuはチームを責めることはなかった。

「レースはひとりで走っているように見えて、チームでやっているスポーツなので、誰かがミスをする時もあるし、自分がミスをする時もあるので、それは仕方ないことですし、今日はその状況の中でもベストを尽くして走ることができたのかなと思います。結果を見ると今日のレースは地味だったかもしれないですけど、今までのレースの中でも、自分のやるべきことをできたレースだと思いますし、自分自身、今日はすごくいいレースができたかなと思います」

 レース序盤では、前を走る三宅淳詞(ThreeBond Racing)に付いていくかたちで、数秒差のギャップをキープしながら周回を重ねた。

「前回のドライのレース、(第2戦)オートポリスの時にはレースで前の車両にすぐに離されてしまったのですけど、今回はずっと前の車両が見える位置にいて、前の車両に続いて走ることができていたので、それはすごくポジティブに考えています」

「スタートでも1台、前に出ることができたし、そのあと抜かれてしまったのですけど、そうやってレースができたというのもすごく楽しかったですし、自分の中でも自信につながったので、次はもっとたくさん、そういったレース、バトルができるように自分自身もクルマも、少しでもレベルアップできるように次のレースでも頑張っていきたいなと思います」とJuju。

 また、今回のレースは真夏日の気温32度、路面温度45度という高温化で行われた。18歳のJujuにとっても体力的に簡単ではない状況だったが、サーキットを訪れた多くのファンの励ましが力になったようだ。

「今日はすごく暑くて『暑いな』『苦しいな』と思う場面もあって、レースの後半は前に走るクルマも見えなかったので、体力的にも精神的にも苦しいなと思う場面もあったのですけど、ストレートを通るたびにスタンドで毎周、旗を振ってくれるファンの方もいて、そうやって応援してくれる方のおかげで最後の1周まで諦めることなく自分の力を出し切ってプッシュすることができました。本当にチームのみんなにも感謝していますし、ファンのみなさまにもすごく感謝しています」とJuju。

 「自分自身、スーパーフォーミュラのこのロングのレースというのは、実質3回目ということもあって、この暑い中、しっかり最後まで走り切ることができたというのは自分の自信になりました」と続け、「次のもてぎはブレーキが勝負になるのかなと思うので、そういった意味で、次のもてぎまでに少しでも良くなるように、できることをやって、次のレースも楽しめるようにチームのみんなと頑張っていきたいなと思います」と、次の戦いに目を向けていた。


関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「とにかく走りが好き」だったら素うどん的なクルマもあり! 安さが魅力の「モータースポーツベース」車両5台
「とにかく走りが好き」だったら素うどん的なクルマもあり! 安さが魅力の「モータースポーツベース」車両5台
WEB CARTOP
ハミルトンがフェラーリ移籍で苦労するという声にウォルフが否定的な反応「彼らは協力する方法を見つける」
ハミルトンがフェラーリ移籍で苦労するという声にウォルフが否定的な反応「彼らは協力する方法を見つける」
AUTOSPORT web
トヨタが丸目の新型「本格SUV」を発表! 超パワフルな「ターボ×ハイブリッド」搭載! “悪路走破性”も自慢の「最新モデル」ランクルが米国登場!
トヨタが丸目の新型「本格SUV」を発表! 超パワフルな「ターボ×ハイブリッド」搭載! “悪路走破性”も自慢の「最新モデル」ランクルが米国登場!
くるまのニュース
16歳以上は免許不要、特定原付「FUTURE board 2」発表、アプリ連携で無人レンタル可能に
16歳以上は免許不要、特定原付「FUTURE board 2」発表、アプリ連携で無人レンタル可能に
レスポンス
半世紀前の日本のテレビアニメがフィリピンの大きな愛で実写化!『ボルテスV レガシー』
半世紀前の日本のテレビアニメがフィリピンの大きな愛で実写化!『ボルテスV レガシー』
バイクのニュース
ブレンボ、高性能サスペンションの大手メーカー、オーリンズを買収
ブレンボ、高性能サスペンションの大手メーカー、オーリンズを買収
AutoBild Japan
現行ダイハツ「タフト」を初代「ロッキー」のレトロフェースにチェンジ!?「DAMD PARTY 2024」で初公開された2台の謎のクルマとは
現行ダイハツ「タフト」を初代「ロッキー」のレトロフェースにチェンジ!?「DAMD PARTY 2024」で初公開された2台の謎のクルマとは
くるまのニュース
フェラーリ『ローマ・スパイダー』をリサイクル素材でカスタマイズ…「Ferrari One of a Kind」展に展示
フェラーリ『ローマ・スパイダー』をリサイクル素材でカスタマイズ…「Ferrari One of a Kind」展に展示
レスポンス
トヨタがクルマの記憶を辿る試み、ガラスリサイクル促進めざす特別展示…10月18日開幕「DESIGNART TOKYO 2024」
トヨタがクルマの記憶を辿る試み、ガラスリサイクル促進めざす特別展示…10月18日開幕「DESIGNART TOKYO 2024」
レスポンス
TGM Grand Prix、マカオでのFRワールドカップのドライバーを発表。小川颯太と佐藤凛太郎を起用
TGM Grand Prix、マカオでのFRワールドカップのドライバーを発表。小川颯太と佐藤凛太郎を起用
AUTOSPORT web
SW モテックの完全防水バッグ「ベルトWP/レッグバッグWP」がアクティブから発売!
SW モテックの完全防水バッグ「ベルトWP/レッグバッグWP」がアクティブから発売!
バイクブロス
札幌と釧路が高速道路で直結! 阿寒IC~釧路西ICの開通で「釧路外環自動車道」は「道東自動車道」に名称を変更。【道路のニュース】
札幌と釧路が高速道路で直結! 阿寒IC~釧路西ICの開通で「釧路外環自動車道」は「道東自動車道」に名称を変更。【道路のニュース】
くるくら
温故知新デザインがとってもキュート!ルノーの新世代BEV「4(キャトル)E-TECHエレクトリック」がワールドプレミア
温故知新デザインがとってもキュート!ルノーの新世代BEV「4(キャトル)E-TECHエレクトリック」がワールドプレミア
Webモーターマガジン
スズキ「スペーシア ギア」が6年ぶりにフルモデルチェンジ! アウトドア好きを魅了するジムニー顔を採用。【新車ニュース】
スズキ「スペーシア ギア」が6年ぶりにフルモデルチェンジ! アウトドア好きを魅了するジムニー顔を採用。【新車ニュース】
くるくら
ボルボ『XC40』と『EX40』、生産100万台達成…『XC60』に次ぐ主力車に
ボルボ『XC40』と『EX40』、生産100万台達成…『XC60』に次ぐ主力車に
レスポンス
大阪の新たな東西軸「淀川南岸線」に反響多数!?「左岸線しか知らなかった」「信号無いのは便利」阪神高速だけじゃない「無料の新ルート」工事進行中
大阪の新たな東西軸「淀川南岸線」に反響多数!?「左岸線しか知らなかった」「信号無いのは便利」阪神高速だけじゃない「無料の新ルート」工事進行中
くるまのニュース
新型「ミニJCWエレクトリック」世界初公開! 高性能版ジョン・クーパー・ワークスは完全電動モデル2種類を用意
新型「ミニJCWエレクトリック」世界初公開! 高性能版ジョン・クーパー・ワークスは完全電動モデル2種類を用意
VAGUE
【MotoGP】ミゲル・オリベイラ、インドネシアGPの手首骨折影響しオーストラリアGPも欠場へ
【MotoGP】ミゲル・オリベイラ、インドネシアGPの手首骨折影響しオーストラリアGPも欠場へ
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

12件
  • ili********
    安定の最下位を、いったいなぜに持ち上げるんかい?専門誌も堕落したもんだよ😭
  • kaz********
    大嶋もボロクソに言ってたな
    遅いし危ない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村