現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【新世代スポーツ研究】スイフトスポーツは愉快、痛快、リーズナブル! FFホットハッチの代表である!

ここから本文です

【新世代スポーツ研究】スイフトスポーツは愉快、痛快、リーズナブル! FFホットハッチの代表である!

掲載 44
【新世代スポーツ研究】スイフトスポーツは愉快、痛快、リーズナブル! FFホットハッチの代表である!

1.4リッター・ターボは純スポーツチューン。まさに気持ち昂る!

 Kカーであっても200万円超えが珍しくないなど、価格上昇に歯止めが掛からない昨今のニューモデル。そんな状況から、「もはや本格スポーツモデルを新車で手に入れるのは「夢物語」になってしまった」と思いきや、いい意味でそうした考えを裏切ってくれるのがスイフトスポーツだ。

【こだわりのエンジン車】速い、楽しい、リーズナブル! スズキ・スイフトスポーツは知れば知るほど魅力的

 価格は6速MTで202万8400円、6速ATでも209万9900円とリーズナブル。まずはこの価格設定に、気持ちが昂る。
 何しろ、現代のモデルに必須ともいえるADASや快適装備を備えながら、200万円台の前半で十分手に入れられるのである。これは大きな魅力だ。価格表をしげしげと見返してしまった、という人はひとりやふたりではないだろう。

 しかもスイフトスポーツは、ハイパフォーマンスモデルとしてのこだわりも深い。エンジンは歴代初のターボ。1.4リッターDOHC16Vターボは140ps/5500rpm、230Nm/2500~3500rpmを発揮する。
 このエンジンは、ターボの制御にひと工夫がある。ウェイストゲート・バルブが「ノーマルクローズ方式」なのだ。通常はウェイストゲート・バルブを閉じておくことでターボの回転数を高めに保ち、応答遅れの減少を優先させている。燃費重視ターボでは一般的な開吸排気損失を減らす「ノーマルオープン制御」は採用していない。また、希少な6速MTを設定しているだけでなく、2ペダルトランスミッションは以前のCVTを6速ステップATに改めたうえで低めのギアレシオを選択した点もポイントだ。エンジンもトランスミッションも、徹底的に動力性能を優先させた設計思想が興味深い。

 そして、そうしたパワーパックからの出力を受け止めるシャシーも本格派である。サスペンションメンバーの締結点を増やしてストラットの外径をアップ、リアはトレーリングアームの板厚を増すなど大幅に強化した。スイフト・シリーズの一員ながら、実にきめ細かい専用チューニングが施されているのである。

 スイフトスポーツの走りはなかなか骨太で感動モノだ。前述のこだわり効果で、アクセルの踏み込みに対する加速力の発生は、うっかりするとターボであることを忘れるほどリニア。回転の高まりに連れての頭打ち感などは皆無だ。
 その一方で1000rpm以下にまで回転が落ち込んでも、そこからジワジワとリカバリーが可能な柔軟性もしっかり備えている。

 魅力的なエンジンに負けない剛性感に富んだフットワークのテイストも、スイフトスポーツならではと紹介することができる。軽やかで自在なハンドリング感覚は、走りの大きな見どころだ。

 価格を含めた「身の丈感」の高さと、まさに「日本にピッタリ」といいたくなるコンパクトなサイズも魅力である。
 雰囲気がスポーティなだけでなく、その中身もしっかりと仕上げられているスイフトスポーツは、世界が忘れつつあるコンパクトでカジュアルな本格スポーツの代表といっていい。
 走りが存分に楽しめる、昂る1台である。

スズキ・スイフトスポーツ主要諸元

グレード=スポーツ
価格=6MT  202万8400円/6SAT 209万9900円
全長×全幅×全高=3890×1735×1500mm
ホイールベース=2450mm
トレッド=フロント:1510/リア:1515mm
車重=970(AT990)kg
エンジン=1371cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=103kW(140ps)/5500rpm
最大トルク=230Nm(23.4kgm)/2500~3500rpm
WLTCモード燃費=17.6(AT16.6)km/リッター(燃料タンク容量37リッター)
(市街地/郊外/高速道路):13.8/18.8/19.2[AT11.9/17.6/19.1]km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=195/45R17+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.1m

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
ホンダ『S660』用HKSインタークーラーキットがリニューアル、ブラックメッシュホース使用で軽量化
レスポンス
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
NY発ファッションブランドが本気のカスタマイズ!「エメ レオン ドレ」流ポルシェが「鮮烈」デビュー
Webモーターマガジン
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
THE EV TIMES
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
【スクープ】スバル「アウトバック」の次期型はワゴンボディからSUVに激変! 日本再発売もある!?
LE VOLANT CARSMEET WEB
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」公開! 5人寝られる&「立って歩ける」内装が超スゴイ! ファンルーチェ「セレンゲレティ/ウラルエイジア」お台場で実車展示
くるまのニュース
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY」装着車両がメキシコ開催の「スコア・バハ1000」3位入賞で、最上位クラス年間チャンピオン獲得
レスポンス
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
地上を転がって移動できるドローン!? DICが「CES 2025」で発表へ
レスポンス
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
FIA/WRCがラリージャパンのSS12キャンセル理由を説明「許可されていない車両が進入し、スタートラインを塞いだ」
AUTOSPORT web
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
くるまのニュース
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
F1ラスベガスGP決勝速報|フェルスタッペンがドライバーズタイトル4連覇! 優勝は盤石ラッセルでメルセデス1-2。角田は9位入賞
motorsport.com 日本版
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
[F40]だって夢じゃねぇ! [中古車]バブルが崩壊したらあなたは何を買う
ベストカーWeb
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
突如裏切る日本の路面。「あちこちでスライド」「一体どこでパンクしたのか」/ラリージャパン デイ2コメント
AUTOSPORT web
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
フェルスタッペンが2024年チャンピオンに輝く。これで4連覇! 優勝はラッセルでメルセデス1-2。角田も耐えのレースを凌ぎ9位入賞|F1ラスベガスGP決勝
motorsport.com 日本版
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
勝田貴元、3度目のWRCラリージャパンは総合4位。トヨタのメーカータイトルに安堵も「来年は表彰台の一番上で」
motorsport.com 日本版
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
災害時&過疎地の新ヒーロー? 「移動ATM車」をご存じか
Merkmal
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]メルセデスベンツ GLC(根本俊哉さん)by イングラフ 後編
レスポンス
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
東北道「浦和ICの大改造」ついに“最後のランプ”建設へ 並行ランプを通行止め 側道利用者は注意!
乗りものニュース
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
トヨタWRCマニュファクチャラーズ王者に豊田章男会が破顔「苦労して獲ったタイトル」ライバルのヌービル初王者にも祝意
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

44件
  • carview!もコテハンかID制にして1度しか書き込めないようにしてほしい。
  • いい車はオーラがある。スズキにはそれがある。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

216.5223.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.5368.0万円

中古車を検索
スイフトスポーツの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

216.5223.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.5368.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村