■スズキ初のバッテリーEV「e VITARA」初公開!
スズキは2024年11月4日(現地時間)、新型SUV「e VITARA(イー ビターラ)」をイタリア・ミラノで世界初公開しました。
SNSなどでは早速関心が寄せられ、さまざまなコメントが投稿されています。
【画像】超カッコイイ! これがスズキの「新型コンパクトSUV」です(72枚)
e VITARAは、新たなBEV(バッテリーEV)世界戦略車の第1弾です。
2023年1月にインドで開催の「オートエキスポ」、同年10月に日本で開催の「ジャパンモビリティショー2024」で公開されたコンセプトカー「eVX」をベースにしています。
コンセプトは「Emotional Versatile Cruiser(エモーショナル バーサタイル クルーザー)」。
先進感と力強さを併せ持つデザイン、BEVらしいキビキビとしたシャープな走りを実現するパワートレイン、悪路での走破性のみならずよりパワフルな走りを提供する電動4WD「ALLGRIP-e」、新開発したプラットフォーム「HEARTECT-e」が特長だといいます。
デザインは、「High-Tech & Adventure」をテーマに、BEVの先進感とSUVの力強さをあわせ持ち、冒険心を刺激する力強いたたずまいを実現。大径タイヤにロングホイールベースを組み合わせ、サイズを超えた存在感を示しています。
インテリアは先進装備のインテグレーテッドディスプレイやタフな印象のパネル、センターコンソールを採用しました。
ボディサイズは、全長4275mm×全幅1800mm×全高1635mm、ホイールベース2700mm。最低地上高180mmです。
新開発のプラットフォーム HEARTECT-e(ハーテクトe)は、軽量な構造、高電圧保護、ショートオーバーハングによる広い室内空間が特徴で、メインフロアはフロア下メンバーを廃止し、電池容量を最大化しました。
これに、モーターとインバーターを一体化した高効率のeアクスル、安心・安全を追求したリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(49kWh/61kWh)を搭載。駆動方式は2WDと4WDを用意しています。
2WDモデルは、最高出力106kW・最大トルク189Nmを発揮するモーター+49kWhのバッテリーの標準タイプと、128kW・189Nmのモーター+61kWhの大容量バッテリーを組み合わせる高性能タイプの2つが用意されます。
4WDモデルは前後2モーターにより、システム合計135kW・システム最大トルク300Nmを発揮。バッテリーは61kWhのみで、これにスズキ独自の四輪駆動技術「ALLGRIP-e(オールグリップe)」を組み合わせます。
これによりBEVの特長である発進時のキビキビとした加速と、低速から高速までの追越し時のシャープな加速、レスポンスに優れた緻密なコントロールも可能としました。
また、片側のタイヤが浮くような路面でも空転したタイヤにブレーキをかけ、反対側のタイヤに駆動トルクを配分(LSD機能)することで悪路からスムーズに脱出できるTrailモードも備えています。
新型e VITARAは、2025年春よりインドのスズキ・モーター・グジャラート社で生産を開始し、2025年夏頃から欧州、インド、日本など世界各国で順次販売を開始する予定です。なお、トヨタにもOEM供給することが先立って発表されています。
※ ※ ※
新型e VITARAについて、SNSなどでは公開直後からさまざまなコメントが寄せられ、多くのユーザーが関心を持っているようです。
「これは売れますね」「ヨーロピアンデザイン感満載。これは売れそう」「スズキは最近フロンクスも素晴らしいバランスで出てきたから、超期待!」「あ、良い」など、新モデルへの期待が高まっています。
また「日本でも売るのか!」「ついにeVXコンセプトの市販型が…日本でも売ると!」など、国内販売がアナウンスされていることに驚く人が多いようです。
さらに「かっこよすぎ」「なによりデザインが素晴らしい」「奇をてらい過ぎず愛着が持てるデザイン。スズキは凄いなあ」など、エクステリアデザインを評価する意見も多く寄せられました。
一方「日本はエスクードの復活か」「ビターラってことは日本ではエスクードを名乗るのかな?」など、かつてのスズキのフラッグシップSUVである「エスクード」の海外名が「ビターラ」であったことから、エスクードが復活するのではないかと推察するコメントもみられます。
現在のところ、日本仕様車についての具体的な情報はありませんが、来年夏ごろの発売が近づくにつれて正式発表があるとみられます。
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