アプリリアへ移籍して2戦目を迎えているマーベリック・ビニャーレス。彼は第14戦サンマリノGPの初日に、総合トップタイムを記録する活躍を見せたが、ポジションに一喜一憂すること無く冷静な姿勢を示している。
サンマリノGP初日のFP1で、ビニャーレスは序盤からタイムシート上位に並ぶ速さを示していた。そしてFP1終盤に雨が振り始めたため、アタックが本格化しないうちに走行が終了。さらにFP2は完全にウエットコンディションで行なわれたため、初日総合トップタイムはドライのFP1でタイムを出していたビニャーレスとなった。
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移籍から2戦目という序盤でトップタイムを記録したことは驚きだが、本人は至って冷静だ。
ビニャーレスはヤマハ時代にウエットコンディションに苦戦してきた経験があるが、今回アプリリアでウエットコンディションを走り、“良好なフィードバック”を得られたという。
「全体として、フィーリングは良いものだった。でもアラゴンGPのときと同じように、ポジションやパフォーマンスについては何も考えていない」
ビニャーレスはそう語る。
「(ポジションよりも)フィーリングなどに集中していくことが必要だと分かっているんだ。特に学習プロセスや、学び続けることが求められている」
「チームも、そして僕自身もそれを分かっている。色々なことを理解し続けていくことが必要なんだ。もちろんトップ集団に入っていることが良いことなのは当然だけどね」
「そう(良いポジションにつけていること)であれば、自分には速さがあると感じられて、より快適に感じられるし、より落ち着かせてくれる。でも今はなによりも落ち着いて、しっかりとした歩みで進んでいかなくちゃいけない」
「それが僕らのやろうとしていることだ。今日最も重要だったことは、このバイクをウエットコンディションで試せたことだ。テストでは1周しかできなかったからね」
「とても良いポテンシャルがあると感じられたから良かった。マシンからのフィードバックは良好だったし、素晴らしかったと思う」
なおビニャーレスはアラゴンGPを終えた後、改善が必要な点としてコーナー進入の部分を挙げていた。これまで親しんできた並列4気筒エンジンと、アプリリアのV型4気筒エンジンとで大きく挙動が異なるためだ。
サンマリノGP初日の走行で、その点は改善してきたのか? そう尋ねられたビニャーレスは、大きく改善されたと答えている。
「ああ、僕としては改善していると思う。アラゴンから全体的にね」
「アラゴンはアプリリアでの初めてのレースで、コースもかなり難しかった」
「そしてここミサノでは、数周でさらに理解が進んで、テストのときよりも速くなった」
「つまり、進歩したということだ。僕らは前進しているよ。僕にとってはそれが今日のポジティブな部分だ」
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