マルク・マルケス(グレシーニ)は、MotoGP第8戦オランダGPのスプリントレースで転倒リタイアという結果に終わった。彼はこの転倒は避けられるものだったと考えている。
マルケスは予選でクラッシュしたこともあり、レースは3列目7番グリッドからのスタートだった。ただすぐに5番手にポジションをあげ、表彰台を狙う位置につけた。
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しかし2周目、マルケスはターン2で転倒し、序盤でリタイアしてしまった。この時マルケスは縁石により乗り上げたことで、マシンを跳ねさせて転んだようだった。
スプリントレース後に彼はこの転倒が避けるべきモノだったと、自らの失態を認めた。
何があったのか? そう尋ねられたマルケスは「ライダーのミスだ」と答えて、こう続けた。
「もう1周目から、僕は縁石に乗っていたんだけど、そこで衝撃を感じていたんだ」
「1周目はディフェンスをしていて、僕は適切にそのラインを使えていた」
「だけど2周目は、他のライダーの後ろで入っていくポイントを逸してしまった。それで縁石に乗り上げていることは分かっていたけど、あの衝撃は予想していなかった」
「バイクが跳ねてしまって、フロント側から転んでしまった。ミスだったからこそ、僕は自分に腹を立てている。避けるべきミスだったんだ」
なおマルケスは予選Q2のターン7でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を追い抜いて行こうとしたときに、クラッシュしている。アタック前にはシケインでエスパルガロに追い抜かれるシーンがあったため、エスパルガロに腹を立てていたのかとマルケスは尋ねられたが、コース上のポジションを巡る争いは普通のことだとして、何か思うところがあったわけではないと語った。
「誰もがスリップストリームを使おうと待っていたからね」とマルケスは言う。
「僕がボックスから(コースへ)出て行くと、皆が待ち構えている姿があった。そして、その時僕は4番手だったしプッシュするのは待っていた」
「待ち構えていたライダーは、皆僕よりも遅かったからね。だからひとりがプッシュすれば、他の人もポジションを取ろうとしはじめていた」
「でもそれは普通のことだ。こういったことを僕にしたり、僕が誰かにしたりするのも、初めてのことじゃない。だからOKだよ」
「ここやフィリップアイランドのような高速コースなど、サーキットによってはこういうことが起こり得るんだ」
「それもレースだ。今は僕が出ていけば、多くのライダーが(自分の)後ろで出てくる。昨年は僕が待っていたけどね。ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)は見ていて分かっただろうけど、完璧な戦略をとっていた」
「マルティン(ホルヘ・マルティン)も集団にいてタイミングを待っていたけど、完璧にできていたようだ」
「これはレースだ。ラインに乗っていたり、他のライダーを邪魔しない前提で、生き残る必要があるんだ」
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