ミドシップへシフトしたフェラーリ
1920年代以降、各年代の最高速モデルをご紹介する今回の企画。その10台では初めて登場するフェラーリが、1970年代の代表となる365 GT4 BBだ。
【画像】1960年代と1970年代の最速 ランボルギーニ・ミウラとフェラーリ365 GT4 BB 全62枚
最高速度は、フェラーリの主張では時速188マイル(302.5km/h)と、大台を突破していた。また、同社初のV型12気筒ミドシップ2シーターとして、重要な意味を持つモデルでもある。
プロトタイプの365 GT4 BBが発表されたのは、1971年のトリノ・モーターショー。ただし、シャシーの中央に12気筒エンジンを搭載するレイアウトは、レーシングカーで経験を積んでいた。
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みんなのコメント
MRとは言えEg位置が高く高速での直安が非常に悪くとても踏めない。がヤタベでの結論だった。
フェラーリ贔屓のカーグラをしてその評価。
推して知るべし
同時代のカウンタックやボ―ラが谷田部では255km程度だったのに対して差をつけて見せた。
後にカ―グラが512BBをテストした際には277kmをマ―ク。
BBは高速域での空力特性は大学の風洞実験の結果をフィ―ドバックしたもので、当時のス―パ―カ―の中では図抜けていた。
見た目の優雅さと実際の空力の両立という面では、実に見事な名作に仕上ったのがBBだった。
惜しむらくは縦置きエンジンに横置きギヤボックスという発明をフェラーリが成し遂げたのが、1975年のF1マシン312Tから。
長大な12気筒エンジンをコンパクトに納める術を365BBの時代のフェラーリは未だ持っていなかった。この辺りが時代の限界でもあった。