先日、かつてF1で3度ワールドチャンピオンに輝いたネルソン・ピケが過去にルイス・ハミルトンに対して発した差別的発言が取り上げられ、大きな話題と論争を呼んでいる。これについて、ハミルトンも公式にコメントを投稿した。
ピケは昨年、ブラジルのポッドキャスト番組でハミルトンのことを黒人を差別する“Nワード”で呼称しており、その事実が今週になって世界中に広まった。これにレース界はすぐさま反応し、F1とFIAがピケのコメントを非難する声明を出しており、各F1チームもそれに追随している。
■F1、ネルソン・ピケのハミルトンに対する人種差別発言を非難。ハミルトンに”Nワード”使用
そんな中、ハミルトンはSNSを更新。まずポルトガル語で「価値観を変えることに全力を注ごう」と綴り、さらに続けてこのように投稿した。
「そういった時代遅れの価値観は変わっていくべきであり、僕たちのスポーツでもそれは許されない。僕は人生の中で、そういった振る舞いをされたり標的にされたりしながら生きてきた」
「学ぶための時間は十分あったはずだ。今は行動を起こす時だ」
またハミルトンは一連のツイートの前に、ファンが投稿した「もしルイス・ハミルトンが『ネルソン・ピケとかいう野郎はどこのどいつだ?』とだけツイートしてTwitterを閉じたら何と言われるんだろう」というツイートにも反応しており、「想像してみて」と引用リツイートしている。
ハミルトンはF1で戦う唯一の黒人ドライバーであり、黒人で唯一のワールドチャンピオンでもある。彼はモータースポーツ界の中で変化を起こすため、その取り組みの最前線にいる。
近年、人種差別に反対する動きが活発化する中で、ハミルトンは率先して声をあげ、レース界の多様性や包括性を向上させるための取り組みを講じてきた。彼が立ち上げた「ハミルトン委員会」による調査もその一例で、その調査ではF1で働く人たちの中で黒人はわずか1%しかいないことが判明していた。
そんなハミルトンが差別発言を受けていたのが明るみになったことに際し、各F1チームはハミルトンをサポートする意思を表明している。フェラーリはソーシャルメディアを通して「我々はF1、ルイス・ハミルトン、メルセデスと共にいかなる差別にも反対する」としており、アストンマーチンも「我々はルイス・ハミルトン、そしてあらゆる差別を受けている世界中の人たちの味方だ。我々のスポーツ、および社会において、このような忌まわしい振る舞いが許される余地はない」との声明を出している。
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