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7度目の挑戦で悲願達成! トヨタGRタイランドがAXCRを制す。2、3位のいすゞはチーム賞を獲得

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7度目の挑戦で悲願達成! トヨタGRタイランドがAXCRを制す。2、3位のいすゞはチーム賞を獲得

 8月17日、タイで開催されたAXCRアジアクロスカントリーラリー2024は、同国カンチャナブリで競技最終日のレグ6が行われ、前日のSS5終わりにトップに浮上したマナ・ポーンシリチャード/キティサック・クリンチャン組(105号車トヨタ・ハイラックス レボ)が総合優勝を達成。TOYOTA GAZOO Racingタイランドに初の栄冠をもたらした。

 ダンロップタイヤが装着されたハイラックス レボを駆り、計6日間にわたって繰り広げられた戦いを制したポーンシリチャード。地元タイ出身の彼は競技初日の12日(月)に行われたSS1でベストタイムを記録し、約2100kmで争われた今大会における最初のラリーリーダーとなった。

またも波乱、ミツビシ・トライトンがまさかのストップで首位陥落。最終日を目前に優勝絶望的に/AXCR

 しかし、翌日のSS2ではミスコースを喫しステージ25番手フィニッシュと大きく後退。総合では17番手に下がった彼は、この日トップに立ったTOYOTA GAZOO Racingインドネシアの塙郁夫(115号車トヨタ・フォーチュナー)から29分の後れを取ってしまう。それでも諦めず3日目のSS3でステージ3番手、4日目にはふたたびベストタイムを奪い総合2番手に浮上した。

 迎えたレグ5。この日、首位を走るチーム三菱ラリーアートのチャヤポン・ヨーター(103号車ミツビシ・トライトン)がエンジントラブルでストップすると、同日のSS5でみたびのステージウインを飾ったポーンシリチャードが総合首位に返り咲く。

 後続に対し13分31秒のリードを持った状態で、残るステージは全長86.73kmのSS6のみとなった。同ステージでは105号車ハイラックス レボを追いかけるいすゞ勢が決死の猛追を見せ総合2番手に順位を上げた、いすゞ・スパン・エクスプローラー・リキモリ・ラリーチームのスワット・ライジラピニャ(112号車いすゞD-MAX)を筆頭に同チーム3台のD-MAXが上位を独占したが、6番手タイムで最終ステージを走破したポーンシリチャードを逆転するには至らず。この結果、TGRタイランドが7度目のAXCR挑戦で初めてとなる総合優勝を手にした。

 なお、112号車を駆るライジラピニャが総合2位、チームメイトのトンチャイ・クリンケー(106号いすゞD-MAX)が市販車無改造(T2)クラスを制すとともに総合3位となった、いすゞ・スパン・エクスプローラー・リキモリ・ラリーチームは2024年大会のチームアワードを受賞している。

 総合4位はSS2とSS3で最速タイムを刻み、前半戦の2日間をリードした塙だ。総合5位にチーム三菱ラリーアートの田口勝彦(107号車ミツビシ・トライトン)が続き、“前年覇者”の青木拓磨(TGRインドネシア/101号車トヨタ・フォーチュナー)は総合7位/T2クラス3位で今大会を終えた。哀川翔が総監督を務めるFLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESの川畑真人(トヨタ・ハイラックス プラド)は5年ぶりの復帰戦を総合16位でフィニッシュ。見事T1Gクラス優勝を果たした。

 二輪部門では、2位以下に3時間以上の大差をつけた松本典久(Team OTOKONAKI/2号車KTM 250EXC-TPI)が総合優勝。排気量251~700ccのM2クラスを制したチームメイトの山田伸一(3号車ハスクバーナFE450)が総合2位で続いたため、Team OTOKONAKIはワン・ツー・フィニッシュを達成している。

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