現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > じつは悪路走破性は気にする必要なし! 重要なのはシートアレンジやラゲッジだった! アウトドア派が選ぶべき軽自動車とは

ここから本文です

じつは悪路走破性は気にする必要なし! 重要なのはシートアレンジやラゲッジだった! アウトドア派が選ぶべき軽自動車とは

掲載 25
じつは悪路走破性は気にする必要なし! 重要なのはシートアレンジやラゲッジだった! アウトドア派が選ぶべき軽自動車とは

 この記事をまとめると

■アウトドアで使える軽自動車を紹介

ついに軽クロスオーバーそろい踏み! デリカミニ・スペーシアギア・タントファンクロスは「どれが買い」か徹底比較した

■要となるのはシートアレンジの豊富さやラゲッジの広さだ

■日本のキャンプ場は酷い悪路が少ないので一般的なハイトワゴンでも辿り着けることが多い

 いまこそ軽自動車でアウトドアへ!

 春から初夏、そして秋から初秋にかけてはアウトドアライフを楽しむのに最高のシーズンだ。そんなアウトドアに乗っていくべきクルマと言えば、まずはアウトランダーやRAV4などのクロカン的SUV、デリカD:5などの悪路にも強いミニバンを想像しがちだが、じつは、気軽に買えて手軽に乗りこなせる軽自動車のなかにも、アウトドアに乗っていくのに適したクルマたちがある。実際、最近のアウトドアフィールドでは、軽自動車が立派にその役割を果たしているシーンを見受けられるのだ。ここではそんなアウトドア適性度の高い軽自動車を紹介したい。

 では、どんな軽自動車が、本当にアウトドアで使えるのか?

 まずはデリカミニ、スペーシアギア、ekクロス、ハスラー、タフト(以前はウェイクもあった)といったクロスオーバーモデルが、クルマのキャラクター的にもっともぴったりだろう。ちなみに、デリカミニやハスラーのような4WDで悪路にも強い軽自動車もあるにはあるが、日本のアウトドア、キャンプフィールドで、走破性に特化したクロカンじゃなければたどり着けないような場所はまずない。

 極悪路の先にアウトドアフィールドがあったのでは商売的に成り立ちにくいではないか。4WDではなくFFでも、ほとんどのアウトドアフィールドへのアクセスはまったく問題ないと考えていい(特殊な路面、河原、超悪天候時は除く)。もちろん、備えあれば憂いなしで、上記のクロスオーバーモデルの4WDを選んでおけばより安心ではある。

 むしろ軽自動車のアウトドア適性度として重視したいのは、荷物の積載性と車内のフラットアレンジではないだろうか。アウトドア、キャンプ、車中泊を楽しむには、ソロならともかく、カップル、家族であればそれなりの荷物の量になる。それが積み込めないようであれば、アウトドアで使いにくいクルマとなってしまう。また、キャンプでテントを張る、アウトドアでただ遊びたいだけ……という場合でも、天気の急変などによって一時的に車内に避難しなければならないこともありうる。

 そんなとき、シートに座るだけでなく、シートのフラットアレンジで車内をお座敷、ベッド化できれば仮眠、お昼寝も可能になり、より快適にアウトドアを楽しめることになる。となると、やはり室内空間や荷室空間に余裕があり、シートアレンジ性に富むハイトワゴン、スーパーハイト系軽自動車が望ましい。

 また、クルマの横にタープを張りたいのであれば、たとえばデリカミニ、ekクロス、スペーシアギアなどに装備される(標準/オプション含む)ルーフレールが威力を発揮する(重い荷物をルーフレールに積むことは走行安定性上、推奨しない)。

 さらに、アウトドアフィールドはほとんどの場合、自宅から遠い場所にあるはずで、高速道路や山道をアクセスすることになるはずだ。であれば、長距離移動、高速走行もラクラク快適にこなしてくれる動力性能も不可欠。つまり、動力性能に余裕があり巡行時にNAエンジンより静かに走ってくれるターボモデルがベターとなる。

 アウトドアでキモとなるのはシートアレンジ

 ということで、改めてアウトドアを楽しむのに相応しい軽自動車を挙げると、遠路のアウトドア、キャンプフィールドへのドライブでも快適無比な乗り心地を示し、悪路走破性に優れ、前後席+ラゲッジルームのフラット化で車中泊も可能な定番クロスオーバーモデルのハスラー、最低地上高に余裕あるタフト、最新のアウトドアギアとして注目のデリカミニ、最低地上高こそたいしたことはないものの、アウトドアで映えるデザイン性を持つスペーシア ギア、その商用車版(!?)となる、アウトドアでの使いやすさで軽自動車トップクラスのスペーシア ベース(NAエンジンのみだが)などが、アウトドアに似合い、使いやすいクロスオーバー軽自動車としてリストアップできる。

 両側スライドドア車であれば、両側を開け放てば、車内に風が通る気持ちいいテラス席としても使え、また、バックドアが大きく縦に開けば、ラゲッジルーム後端をベンチにして座った際、雨、直射日光を遮ってくれる大きなひさしとして使えるアウトドア適正度もある。

 一方、見た目のアウトドアテイストはほぼ皆無なものの、実際にアウトドアフィールドで使いやすさを感じさせてくれる乗用軽自動車もある。それがN-BOX、スペーシア、タント、ルークスといったスーパーハイト系軽自動車である。

 なにしろ室内高はボックス型ミニバンに匹敵し(N-BOX1400mm、スペーシア1410mm、タント1370mm、ルークス1400mm)、アルファード並みの天井の高さによって、フルフラットアレンジ時の室内のお座敷化、ベッド化で快適性に有利になるというわけだ。

 それらの最低地上高は140mm前後(ハスラーやタフトは180~190mm)となってしまうが、すでに説明したように、日本のアウトドアフィールドはアクセス路、構内路ともに整備されているから、よほどのことがない限りたどり着け、アウトドアフィールドに似合うかどうかは別にして、アウトドアライフを満喫できることになる。あと、アウトドアになじむアース系のボディカラー(ハスラーであればシフォンアイボリーメタリック、クールカーキパールメタリック、オフブルーメタリックなど)を選ぶことも、アウトドア適性度としてのポイントとなるだろう。

 とくにソロ、カップルのアウトドアであれば、軽自動車でも十二分にアウトドアを楽しめるに違いない。もちろん、雪道や悪路、凸凹フィールドに積極的に出かけるのであれば、軽自動車でも最低地上高に余裕ある4WDを選ぶのが正解だ。

こんな記事も読まれています

寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
レスポンス
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
カー・アンド・ドライバー
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
くるまのニュース
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
くるまのニュース
「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
くるまのニュース

みんなのコメント

25件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村