短い夏休みを終え、MotoGPの後半戦が今週末のチェコGPからスタートする。中でも注目なのが、ドゥカティ・チーム……ふたりのファクトリーライダーであるホルヘロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾの間の、緊張感が高まっているのだ。
来季からホンダに移籍することを決断したロレンソは、今シーズン前半にドヴィツィオーゾについて「卑劣な手段を用いて非難しようといている」と発言していた。一方でドヴィツィオーゾは、ロレンソのアプローチは、ドゥカティでは「うまくいかない」と指摘していた。
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今季のロレンソは、復活の兆しを見せている。ムジェロとバルセロナで連勝するなどしたことにより、ここまでに85ポイントを獲得。ドヴィツィオーゾとの得点差は3となっている。
しかしドヴィツィオーゾは、ロレンソに対する評価を変えるつもりはないという。
「彼は確かに、2回勝った」
ドヴィツィオーゾはスペインの”スポーツ・デイリー・マルカ”紙に対してそう語った。
「2回勝ったとしても、それだけで1年半にも及ぶ問題が解決したわけじゃない」
「ロレンソには、ふたつのレースに勝つ兆候はなかった。だから、僕の気持ちは変わらない」
一方のロレンソは、このドヴィツィオーゾの発言を受け、次のように語った。
「正直、この状況に少しうんざりしている。なぜなら、僕にトラブルが起きた時でも、彼が勝ったならば僕は拍手していたからだ」
ロレンソはそうスペインのテレビ番組で語った。
「僕がアルゼンチンで言ったこと……そのコメントは大きな驚きを引き起こしたけど、僕が正しいということが分かるはずだ」
「彼は僕を傷つけたり、または僕が達成したことを軽視しようとした。もしくはただ攻撃するだけなんだ。みなさんが見たとおり、僕は嘘をついていない」
「彼はまだそんなことをやっている。彼によれば、僕のやり方は良くないんだそうだ」
ロレンソは、ドヴィツィオーゾこそ批判できるような立場にはいないと暗示する。
「僕のやり方は、僕のキャリアの中ではそんなに悪くなかったと思う。僕は3回MotoGPのタイトルを獲得し、ここまで46勝を挙げている」
「ドゥカティで2年目のシーズンである今年、僕は基本的に彼よりも速い。でも、彼のやり方をもっと近くで見るべきかもしれないね。彼のベストのシーズンでは、すべてが完璧に進んだのにランキング2位だったのだから。そうじゃなければ、彼は4位や7位だった」
「僕は彼に、僕は僕自身の道を行くから、放っておいてくれと言った。そして、自分自身のことに集中した方が良いとも言ったんだ。”ロレンソを怒らせたら”、彼にとっても悪いことだからね」
ドヴィツィオーゾも、このロレンソの意見に反応。彼はこの問題を解決しようとしているようだ。
「ホルヘは、彼独自の考えを持っている。そしてそれは、特定のことに基づいていると思う。僕は彼のようには考えないが、それは問題にはならない」
ドヴィツィオーゾもスペインのテレビにそう語った。
「誰もが、何を見て、どう生きているのかということに基づいて、自分の考え方を作り出すものだ」
「何が起こっているのか……彼が自分の頭の中で明確にできているとは僕は思わない。でも僕らは去年始まった関係を、尊重し続ける。特に問題はない」
「彼がこういうことを考えるなら、それは彼の問題だ」
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