三菱自動車は2024年2月1日、タイにおいてクロスオーバーMPVのエクスパンダー(XPANDER)とクロスオーバーSUVのエクスパンダー クロス(XPANDER CROSS)にハイブリッドEV(HEV)モデルを新設定し、同日より販売を開始した。
新たにラインアップされたHEVモデルは、PHEV派生のHEVシステムによる環境に優しく爽快で力強いモータードライブの搭載や、積極的なEV走行と様々な天候や路面で安全・安心の走行性能を実現する新開発の7つのドライブモードの設定、家族や仲間とのドライブをより快適にする室内空間と特別感を演出する専用エクステリアアクセントの採用などを実施して、新感覚の電動マルチパーパスカーに仕立てたことが特徴である。
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PHEV派生のHEVシステムは、最高出力95ps/5100rpm、最大トルク134Nm/4500rpmを発生する4A92型1590cc直列4気筒DOHC16V・MIVECアトキンソンサイクルエンジン、最高出力85kW/最大トルク255Nmを発生するモーターおよびジェネレーター、総電力量1.1kWhの駆動用リチウムイオンバッテリー、eCVTのトランスミッションでシステムを構成して前輪を駆動。燃費性能は既存のガソリンエンジンCVTモデルと比べてエンジン単体燃費で約10%改善するとともに、NEDCモードで市街地走行の燃費は約34%、市街地走行と高速走行を組み合わせた燃費は約15%の低燃費化を実現した。
また、走行モードとしてEVモード、ハイブリッドモード、回生モードを設定。走行状況や駆動用バッテリー残量に応じてシステムが自動で最適な走行モードを選択して燃料消費の低減を果たすとともに、力強く気持ちのよいモータードライブを達成する。具体的には、発進時や低速域では駆動用バッテリーからの電力でモーター駆動するEVモードによって、電気の力だけで走行。登坂時や加速時は、エンジンを発電用として動かして駆動用バッテリーの電力と合わせてモーターで走行し、高速域ではエンジンの動力で走行してモーターがアシストするハイブリッドモードに切り替わる。そして、回生モードでは減速時に回生ブレーキによって減速エネルギーを回収して電力変換し、駆動用バッテリーに蓄電する仕組みだ。PHEV派生のHEVシステムだからこそ可能となる、燃料消費やCO2排出がゼロのEVらしい静かでクリーンな走りと、電欠の心配をすることなく長距離ドライブを楽しめるHEVならではの便利で快適な走りを高次元で両立している。
さらに、積極的なEV走行と様々な天候や路面で安全・安心の走行性能を実現する新開発の7つのドライブモード、EVプライオリティ/チャージ/ノーマル/ターマック/グラベル/マッド/ウェットを設定する。EV走行のための2つのドライブモードでは、ドライバーがシチュエーションに応じて積極的にEV走行を選択することが可能。エンジンを始動させることなく、駆動用バッテリーからの電力でモーター駆動する「EVプライオリティ」は、環境に優しく、静粛性が高いため、例えば早朝の閑静な住宅街などでも周囲に気兼ねなく走行することができ、駆動用バッテリーの残量が少なくなっても「チャージ」に切り替えればバッテリーに充電することができて再びEV走行が楽しめる。一方で路面状況に応じて最適な操縦性と駆動力を発揮する5つのドライブモードは、FF方式の2WDをベースとしながら、前輪左右の制動力を制御するアクティブヨーコントロール、前輪のスリップを検知すると駆動力を制御するトラクションコントロール、加速時のモーターやエンジン出力を調整するアクセルレスポンス制御、速度域や路面状況に応じてステアリングの手応えを調整するステアリング制御などを統合制御することで、様々な路面状況に対応することが可能。日常走行でのバランスが取れた「ノーマル」、ワインディングロードなどでキビキビとした走りと意のままのハンドリングを実現する「ターマック」、未舗装路で滑りやすさを抑えて安心感のある操縦性を発揮する「グラベル」、ぬかるんだ悪路でも力強い走破性を発揮する「マッド」、大雨などでもタイヤのスリップを抑えて高い安定性を発揮する「ウェット」によって、日常で遭遇する様々な気候や路面状況において、安全・安心な走りを実現した。
エクステリアに関しては、“HEV”バッジをフロントグリルとテールゲート、“HYBRID EV”バッジをフロントドアにあしらうとともに、フロント下部、サイドガーニッシュ、リアバンパー、ホイールにブルーのアクセントカラーを加えて、HEVモデルならではの個性を強調。また、ボディカラーは硬質で高輝度かつ鮮明なカラーリングによって電動車らしいクリーンなイメージを与えるホワイトダイヤモンドを新たに設定するとともに、ブレードシルバーメタリック、グラファイトグレーメタリック、ジェットブラックマイカをラインアップし、さらにエクスパンダー クロスHEVにはグリーンブロンズメタリックも設定した。
インテリアについては、専用アレンジの8インチカラー液晶メーターを採用し、スクリーンを広く使ってコンテンツを表示させることで、使いやすさと視認性を向上。アクセル操作に連動して「エコ」「パワー」「チャージ」状態を示すパワーメーターや、エネルギーフロー、EV走行比率、バッテリー残量など、HEVならではの情報を表示する。また、ドライブモード切り替え時にはディスプレイ中央に選択したモードのグラフィックを表示させることで、運転中でも直感的にドライブモードを選びやすいよう配慮した。画面はユーザーの好みに合わせて、先進的なエンハンスモードと、アナログメーターを模したクラシックモードを選択することができる。キャビン空間の改良もトピックで、ボディの要所に吸音材や防音材を追加することで、EV走行時だけでなく加速時や高速走行時などでエンジンが始動した時でも車内の高い静粛性を確保。また、駆動用バッテリーを前席フロア下に配置することで、エクスパンダー・シリーズの特長である市街地でも取り回しのしやすいボディサイズでありながら、3列7名乗車に十分なクラストップレベルの居住スペースを維持する。さらに、エンジンルームやバッテリー周りの床材を変更し、バッテリー保護のためにフロントサイドメンバーとフロントクロスメンバーで囲うことで、ボディ全体の剛性を向上。合わせてサスペンションに専用チューニングを施して、優れた操縦安定性と良好な乗り心地を達成した。
なお、エクスパンダーHEVおよびエクスパンダー クロスHEVはタイを皮切りに、順次アセアン地域をはじめとする各国で販売する予定。日本への導入は、現在のところ未定である。
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