2024年F1スペインGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=7番手/フリー走行2=1番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/フリー走行2=8番手だった。
FIAはFP1開始時、ラッセル車にギヤボックスのGBX C & CとGBX DLのそれぞれシーズン3基目が入れられたことを発表した。シーズン中に使用が許される基数内であるため、ペナルティは受けない。
F1スペインGP FP2:初日トップはハミルトン、サインツとノリスが続く。RBはタイヤを分けてロングランを実施
FIAの発表では、メルセデスは、今回、マシンのアップデートを持ち込んでいない。チームは「今週末、目に見える空力アップデートは投入していないものの、この数週間の進歩を継続するため、マシンにいくつかのパーツを取り入れている」と述べている。
FP2でラッセルのベストタイムが8番手だったことについて、チームは、トラフィックの影響を受けたと説明。ハミルトンのトップタイムと、カルロス・サインツ(フェラーリ)の2番手タイムとの差はわずか0.022秒、ランド・ノリス(マクラーレン)との差は0.055秒だった。
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「高速コーナーが多いトラックでマシンが良く機能しているのを見て、励まされた」と述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=7番手(1分14秒911:ミディアムタイヤ/28周)/フリー走行2=1番手(1分13秒264:ソフトタイヤ/28周)
FP1は僕たちにとってベストなセッションではなかったが、それでも多くのことを学べた。FP2でははるかに良くなり、マシンのフィーリングも素晴らしかった。
路面の温度がとても高かったので、特にロングランにおいて、タイヤには厳しかった。とは言っても、全体的見て、ライバルからそれほど大きく離されてはおらず、上位争いに加われそうに感じる。
この数戦で、マシンが一歩前進した。少しずつ進歩を重ね、ここまで来るために、全員がハードワークに取り組んできた。僕たちは進むべき方向性についてもしっかり理解している。それが、コース上でのパフォーマンスに反映され始めていると思う。
今日の勢いを土曜日にも継続し、前を行くライバルたちに近づくことができればいいね。
(走行後、formula1.comに対して語り)ラップタイムにはそれほど注意を払わないけれど、マシンが良い状態にあることは間違いない。さらに改善させるために、今夜、作業にあたり、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンについていけるかどうかを見てみよう。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=4番手(1分14秒614:ミディアムタイヤ/31周)/フリー走行2=8番手(1分13秒722:ソフトタイヤ/28周)
今日のプラクティスデーは良い一日だった。このサーキットでのマシンのパフォーマンスがとても良かった。
ルイスがタイムシートのトップに立ったことには勇気づけられる。今日、僕たちは常に上位にいることができた。
FP1でのロングランペースは強力だった。FP2では、ロングランペースよりもシングルラップペースの方が少しだけ優れていたようだが、全体的に、マシンの感触は強力だった。
まだ金曜日だけれど、常に上位にいられたのは久しぶりだ。それこそ僕たちが長い間追い求めていたことだったから、とてもうれしいし、興奮している。
でも先走って考えることなく、今夜と明日、真摯に仕事に取り組み、予選と日曜日のグランプリに向けて、最善の準備をするつもりだ。
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