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シトロエンのEVコンセプトカー「AMI ONE」が日本初公開。その本気度がタイヤに見えた

タイヤサイズは155/60-18、指定空気圧420kPaのテンパータイヤを履いていた

シトロエンといえば、スライドドアのユーティリティモデル「BERLINGO(ベルランゴ)」の日本導入が話題となっています。そのデビュー記念ともいえるイベント『(コンフォート・ラ・メゾン・シトロエン』が2019年11月27日~12月1日の期間、東京の二子玉川ライズにて開催されました。

新旧のシトロエンが展示された同イベントにおいて、もっとも未来を示していたのが日本初公開となる「AMI ONE CONCEPT」でしょう。これは2019年のジュネーブモーターショーで世界初公開されたという全長2.5mの小さなEVコミューターです。前後左右共通デザインというユニークなアプローチは、どちらにでも進みそうな雰囲気を漂わせています。

ところで、シトロエンの「AMI」といえば1960年代に一世を風靡した大衆車に使われていた名前ですから、このコンセプトカーはかなり本気度の高いモデルであることを示しているように思えます。

ただし、今回のイベントで間近に見ることのできた「AMI ONE CONCEPT」はあくまでもデザインスタディであり、走りを煮詰めるという段階にはないと感じました。その理由はタイヤにあります。

遠目にも車体に比べて、かなり大きく感じるタイヤは155/60-18というサイズで、シティコミューター系のEVではよく見かける狭幅・大径タイプです。こうしたアプローチは、日本ではブリヂストンが積極的に進めていることでも知られています。では、「AMI ONE CONCEPT」がどのような銘柄を使っているのでしょうか。

そうして、タイヤをクローズアップしていくと、そのサイドウォールに“TEMPORARY USE ONLY”という文字が見えました。そう、このタイヤはパンク時のためにクルマに積まれている、いわゆる“テンパータイヤ(スペアタイヤ)”を利用しているのです。

テンパータイヤを標準装着として、コーナリング性能などのシャシーセッティングなどを進めているというのは、ちょっと考えづらい話です。また、いかにも未来的なコクピットを見れば、このコンセプトカーが走らせることを前提にしているとは思えません。これは走行を意識していない、あくまでもスタイリング案を示すデザインスタディモデルと捉えるのが妥当でしょう。

ここで言いたいのは、コンセプトカーにテンパータイヤを使っていることを批判することではありません。今回のイベントのようにモーターショーよりもコンセプトカーを近くで見ることができる機会があれば、タイヤを確認することで興味深い発見ができるかもしれないという話の一例です。

それにしても狭幅・大径タイヤのシルエットを表現するのにテンパータイヤを使うというのはおもしろいアイデアです。コンセプトカーのためだけに専用タイヤを作ると大変ですが、これなら、ほとんどコストを掛けずに、EVで流行中の狭幅・大径タイヤを用意できます。さらにいえば、遠くから見ている限りはテンパータイヤであるなんて、思いも寄りませんでしたし、違和感もなかったのですから。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

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