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ドイツの名門「KW」、アルファードとヴェルファイアの潜在能力を引き出すサスキット発売へ

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ドイツの名門「KW」、アルファードとヴェルファイアの潜在能力を引き出すサスキット発売へ

減衰力は伸び側/縮み側に独立調整可能。 欧州スポーツのごとく逸脱な乗り味を発揮する

車高調といえば、ダウン量重視のモデルや10万円以下で買えるものなど、バリエはじつに豊富だ。 ダウン量、乗り心地、価格など、人によって求める性能やコンセプトは変わるはずだが、高級セダンにも採用されるサスペンション方式「ダブルウィッシュボーン式」を採用するアルファードとヴェルファイアルこそ、“いい脚”が必須なんだと思う。すなわち、純正本来の乗り味に優れる”30系アル&ヴェル”の美点を活かせ」だ。

"レーザーフォグ"を搭載したアルファード&ヴェルファイア用の最新鋭テールランプ

「KW(カーヴェー)」をご存知だろうか。欧州車のカスタムシーンでは圧倒的なシェアを誇るドイツの車高調ブランドだ。 WTCC、GT、ル・マンでの実績、ニュル24時間耐久ではタイトルを獲得するなど、レース参戦にも意欲的。そこから得たノウハウを活かし、欧州車を中心にストリート向けの高性能サスキットを手がける。そんな独の名門が、日本最高峰ミニバンへ挑戦。きっかけは、アル&ヴェルを所有するアジアの富裕層たちだった。ビジネスユースに使用する彼らにとって“上質な足まわり”は必要不可欠。そんなリクエストに応えるべく、日本の販売代理店「橋本コーポレーション」が中心となり、本国のKWから開発チームを呼び寄せて、完成させたのである。 与えたのは、上位モデル「KWバージョン3」。特筆すべきは、伸び側(リバウンド)と縮み側(バンプ)を個々にセッティング可能とした減衰力調整機能。 乗り心地に影響しやすい“伸び側”は、ハードに調整することでピッチを抑え、逆に“縮み側”はソフト方向では突き上げを解消し、ハード方向でコーナリング時のロールを抑制できるなど、緻密なセッティングを可能とした。 また、ダンパーには耐腐食に優れるステンレス素材を採用。驚異的な耐久性も”KW”の強みなのである。

縮み側(BUMP)と伸び側(REBOUND)を、それぞれ12段階と16段階に減衰力調整可能。 綿密なセッティングを可能とした、あらゆるシチュエーションに対応できるアルファード&ヴェルファイア用の車高調は”KW”以外に存在しない。

ケースには”inox-line”というテクノロジーを用いたステンレス素材が使われる。 耐腐食性に優れるうえ、ドイツの厳しい安全規格「TÜV」にも認証されるなど、確かな品質も魅力。

ダウン量は控えめだが、上質な乗り心地に特化した”KW”は他とは発想や目的が異なる。すなわち、純正に不満を持つオーナーにもオススメ。ハイブリッド車を含めた全グレードに対応。

MAXダウンした試乗車には、カールソン「1/10X」の大口径21インチを装着。 試乗にて乗り始めから分かったのは、その上質な乗り味と安定したハンドリング。例えて言うならば、ドイツ高級車のような”いい脚”という感触で、コーナーでの安定感も逸脱であった。他メーカーでは感じられた”細かなピッチング”、”嫌な突き上げ”は一切なく、試乗車は35偏平という低扁平タイヤにも関わらず純正なみの乗り心地だったことも付け加えておこう。

乗り心地や乗り味を重視した人だけでなく、これまでに車高調を経験したことのある“目の肥えたオーナー”にも手にしてほしいモデル。 価格以上の性能に、きっと納得できるはずだ。 KW Version3 \313,200 □対応グレード:全グレード □ダンパー:ネジ式 □減衰力調整:伸び側16段階/縮み側12段階 □オーバーホール:対応

橋本コーポレーション http://www.h-c.co.jp/

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