ウイリアムズのニコラス・ラティフィは、昨年殺害予告を受けたため、警護スタッフを雇っていたことを明らかにした。
ラティフィは2021年のF1最終戦アブダビGPの決勝レース終盤にクラッシュ。セーフティカー出動の引き金となってしまった。このセーフティカーが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のタイトル争いに大きな影響を与えることとなり、結果フェルスタッペンが2021年のF1王者に輝いた。
■ヘイトや脅迫……アブダビGPでクラッシュのラティフィ「SNSを攻撃の手段に使うなんて”ショッキング”だ」
その結果アブダビGP後には、ラティフィに対してネットやSNS上で罵倒したり、殺害を予告するメッセージが数多く寄せられていたという。
2月15日に、ニューマシンFW44のシェイクダウンを終えたラティフィは、彼とチームが殺害予告をどれほど深刻に捉えたのか、そして自分の身を守るため警護を付けるなどの措置を取ったのかと尋ねられると、次のように語った。
「正直なところ、それは僕らが考えたことだった」
そうラティフィは語った。
「一部の人にとっては馬鹿げているように聞こえるかもしれないけど、結局のところそれがどれほど深刻かは分からない」
「あるひとりのファンが、空港で酔っ払っていただけなのかもしれない。あるいは、何らかの理由で悪い1日を過ごしていた誰かがいたのかもしれない。そういう人は、本当に極端な意見を持っていたりする」
「そういうことをするのは、100万人にひとりくらいなんだ」
「レースの数日後にロンドンに戻ったけど、何かをする時、ある程度セキュリティーをつけていた」
「ガールフレンドとウインター・ワンダーランドにも行ったけど、何人かの警護スタッフも一緒だったんだ」
「それは面白く聞こえるかもしれない。馬鹿げているように聞こえるかもしれない。でも、本当に何が起きる可能性があるのか分からないから、僕らはその脅威を真剣に受け止めたんだ」
「それは、僕らが過ごしている世界の、不幸な部分だ」
ラティフィ曰く、最終戦から数日後に、ハミルトンからのメッセージを受け取ったという。その詳細については明かさなかったが、メルセデスの他のチームメンバーからも、サポートのメッセージが寄せられたという。
「ソーシャルメディアでは、多くのカテゴリーの様々なドライバーやチームが、批判に反論したり、僕をサポートしてくれた。それは本当に素晴らしく、見るのはとても励みになった」
そうラティフィは言う。
「オンラインでの”虐待”を伴うような事例は、僕の件が唯一のモノではない」
「モータースポーツ以外でも起きている。最近の例では(サッカーの)EURO2020決勝でPKを外してしまった(イングランド代表の)マーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカに寄せられた誹謗中傷だろう」
「残念ながら、これは我々がSNS上で抱えている、世界的な問題だ。SNSは本来ならばとても素晴らしい。通常では結びつかないモノに繋がるアクセスする機会を提供してくれるからね」
「でも同時に、ネガティブな落とし穴が発生する可能性がある。その部分でより良くするための方法を見つけるのは、ただ素晴らしいことだと言えるだろう」
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