レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、レッドブルが2025年に向けてカルロス・サインツとの交渉を進めていることを再び確認したが、サインツがアウディから「レッドブルが肩を並べることも上回ることもできない」重要なオファーを受けたとことを認めている。
椅子取りゲームの話は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が来年フェラーリでサインツのシートを奪うことが明らかになった2月下旬に出現した。そして先月、サインツのマネジメント陣は2025年シーズンの空シートを巡って、グリッド上のすべてのF1チームの間を飛び回るのに忙しかった。
アロンソの契約がもたらすF1ドライバーマーケットへの影響。注目されるサインツ、メルセデス、レッドブルの選択
フェルナンド・アロンソがアストンマーティンと契約する前、サインツは異なる8チームでの可能性に対処していた。しかし3度のグランプリ優勝経験のあるサインツにとって、有力な選択肢として考えられているのはレッドブル、メルセデス、アウディだけだ。アウディは、2026年のグリッド正式参入に先立ち、注目を引くドライバーを確保することに熱心であるため、このところサインツに注目してきた。
サインツとアウディは、ダカールラリーに出場しているカルロス・サインツの父を通してつながりがあり、その要素から事態はいっそう興味深いものになっている。サインツ・シニアは2022年以来RS Q e-tronのマシンで砂丘を駆け抜け、2024年には優勝を飾っている。
F1中国GPが盛り上がるなか、マルコはオーストリアの『Kleine Zeitung』紙とのインタビューでレッドブルとサインツの交渉に関する洞察の一部を披露し、すでに燃え盛ってドライバー市場を取り巻いている憶測の地獄の炎にさらなる丸太を投げ入れた。
「我々は彼と話をしている。彼はF1で最強のシーズンを過ごしているが、アウディから非常に有利なオファーを受けており、我々はそれに肩を並べることも打ち負かすこともできない」とマルコは語った。
「しかし我々はトロロッソ時代から彼のことを知っている。当時(2015年と2016年初頭)はマックス(・フェルスタッペン)とチームメイトだった。しかし、当時レッドブルで彼ではなくフェルスタッペンを起用したとき、彼は本当に傷ついてしまった」
インタビューのなかでマルコは、RBの現在のドライバーラインアップをめぐる憶測についても言及した。ダニエル・リカルドの2024年シーズンの期待外れなスタートは、チームにおける彼の将来に影を落としている。
この状況は、才能あるレッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンの存在によってさらに複雑になっている。2023年にリカルドが負傷により欠場を強いられた際、ローソンは代役を務めて強い印象を残したため、RBのふたつ目のシートを獲得して角田裕毅のチームメイトになるべきだと多くの人々が考えている。
マルコの発言は、RBのドライバーラインアップが確定していない可能性を示唆しており、リカルドのポジションとローソンの将来の見通しは完全に宙に浮いているようだ。
「リアム・ローソンがリザーブドライバーとなっているので、我々には強力なドライバーがいるのは明らかだが、彼は2025年に我々のシートを得ることがなければ、契約上、他のチームでドライブする権利がある」
「この点については、今年のF1で彼を見てより明確なイメージを得ることができれば、当然ながら我々にとってエキサイティングなことになるだろう」
「しかし、これは複雑な件なので、事態の進展を見守る必要がある」
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