もくじ
ー 積算4844km 快適性とスピードを両立
ー 積算6795km 悩んだパック・オプション 素のGTIを味わう
ー 高回転が楽しい 今時珍しいホットハッチ
ー 標準仕様のGTI 素晴らしいフィーリングとキャラクター
ー テスト車について
ー テストの記録
長期テスト フォルクスワーゲン・ゴルフVII GTI 3ドア(2) 懐の深いホットハッチ
積算4844km 快適性とスピードを両立
パワートレインやサスペンションのドライビングモードを変更すれば、ゴルフGTIはその時々でベストなパフォーマンスを発揮する。
コンフォートモードとスポーツモードでそれぞれ10日間ずつ過ごしてみたのだが、どちらのモードでも、ホットハッチには非常に珍しく快適性とスピードの両立が出来ていた。サスペンションをもっとも柔らかいモードにしても、GTIとしての俊敏性は感じられた。
積算6795km 悩んだパック・オプション 素のGTIを味わう
ゴルフGTIの購入にあたって、パフォーマンス・パックをつけるかどうかは悩ましい問題だ。性能向上という点で見れば、この内容で1360ポンド(20万円)はバーゲン価格といっていい。
パックを装着すると、2.0ℓターボは15ps増の245psに増強され、専用デフと大型化された高性能ブレーキが装着される。ドライビング・エクスペリエンスの向上度合いは、単なる「パック」を超えているのだ。普通、他のメーカーならニューモデルの事を考えて、もっと控えめなアップグレードしか行わないのだ。
しかし初期の長期レポートで述べたように、われわれはパフォーマンス・パックを選択しなかった。できる限り純粋なGTIを試してみたいという思いにかられたのだ。そもそも、この程度のパワーでデフや大型ブレーキが必要かは疑問だ。
高回転が楽しい 今時珍しいホットハッチ
標準仕様のGTIは230psで、多くのライバルよりも控えめに感じるかもしれない。しかしその不満も、ゴルフGTIのキャラクターを考えれば補って余りある。
一般的に、最近のターボを装着したホットハッチのほとんどが低回転トルクを重視していて、高回転まで回したところで旨味は少ない。
一方、B級道路を走った時はゴルフGTIは、かなり古典的な印象だ。エンジンを回せば回すほど生き生きとしてきて、高回転を保つほど楽しくなる。
かといって、低回転でのトルクがないわけではない。流れの途切れ目に滑り込んだり、急いでレーン変更しなければいけない場合など、普段運転する分には十分以上なトルクがある。
たった2カ月でかなりの距離を走ったが、正直まだまだロングドライブを続けてこのクルマを味わいたい。走行距離の多くは高速道路でのものだが、夕方に短いB級道路を攻めるのもそそられる。
標準仕様のGTI 素晴らしいフィーリングとキャラクター
同僚のアンドリュー・フランケルも事あるごとに素晴らしい道路を走っていた。彼は、最近の「史上最高のホットハッチ」という記事でこのクルマを借り出したのだが、彼がゴルフGTIを運転した日に、突然メールが送られてきた。その中で彼は「全くもって素晴らしいクルマだ」と述べ、その後しばらく、これまで製造された中でもっとも優れたホットハッチについて議論を重ねた。
そうしているうちに困った事になってしまった。客観的に見れば、今日のホットハッチは測定可能なすべての点で過去のモデルよりも優れているのに、一度色眼鏡をかけてみてしまうと、多くの欠陥が浮かんでくるのだ。
そんな中で、このゴルフGTIがライバル以上に持ち合わせているのはフィーリングとキャラクターだ。もちろん長いテスト期間の中で、洗練され、使い勝手が良く、日常生活でも紳士的なのもわかった。今回の記事でこのクルマがもっとも優れたホットハッチだと確信したし、もはやこの考えを隠さなくてもよくなった。
フランケルの大規模なホットハッチ・テストには現行ゴルフGTIも含まれたが、その結果は非常に興味深い。昨年7月にフランケルによる対決企画が行われたのだが、そこではゴルフMk7を差し置いてMk5がフォルクスワーゲンの絶頂期だと書いているのだ。(「前編 歴代最高のVWゴルフGTIを探せ 初代/2代目/5代目/7代目が集結」と「後編 歴代最高のVWゴルフGTIを探せ 初代/2代目/5代目/7代目が集結」参照)
この時、われわれは全世代のゴルフGTIをテストした(最低の評価しか得られないMk3やMk4は除いた)のだが、Mk7にはパフォーマンス・パッケージを装着していた。これが標準仕様だったらMk5よりも高い評価が得られたのではないかと思う。
テスト車について
モデル名:フォルクスワーゲン・ゴルフGTI
新車価格:2万8320ポンド(434万円)
テスト車の価格:3万2520ポンド(499万円)
テストの記録
燃費:16.1km/ℓ
故障:無し
出費:無し
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